「知る人に縄を掛ける」の意味(類義語)
【ことわざ】
知る人に縄を掛ける
「知る人に縄打ったよう」ともいう。
【読み方】しるひとになわをかける
【意味】
したくないことをせねばならず気が進まないこと。心苦しいこと。
へぇ、そういうことかいな。つまり、「知ってる人に嫌なことを強いるような状況」ってことやな。親しい人に何かしら厳しいことをしなあかん時の、その辛さや複雑な気持ちを表してるんやね。
やりたくないけど、やらなアカンときのジレンマやな。これは、そういう状況の難しさや葛藤をよく表してる言葉やね。
【類義語】
・叔母様に縄をかけたよう
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「知る人に縄を掛ける」の解説
カンタン!解説
「知る人に縄を掛ける」ということわざは、親しい人や知り合いに対して、したくないことを強いたり、不本意なことを求めたりしなければならない状況を表しているんだよ。この状況は、とても心苦しいことを意味しているんだね。
例えば、友達や家族にお金を借りなければならない時や、親しい人に困難なお願いをしなくてはいけない時などがあるよね。そういう時に感じる気まずさや心苦しさが「知る人に縄を掛ける」状態なんだ。
このことわざは、親しい人に何かを頼む時には特に慎重であるべきだということを教えてくれているんだよ。知り合いや親しい人に迷惑をかけたり、困らせたりすることは、自分自身も心苦しく感じることだから、そういう状況はできるだけ避けるべきだという教訓が込められているんだね。
「知る人に縄を掛ける」の使い方
あの山を開発するのは、知る人に縄を掛けるように気が進まない。
動物がたくさん住んでいるもんね。
あの山を開発しなくても人が住める場所はまだたくさんあるよ。
動物は住む場所がなくなるわね。
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「知る人に縄を掛ける」の例文
- 社員をリストラするのは、知る人に縄を掛けるようなものだ。
- 空港建設のために住民に立ち退きを迫るのは、知る人に縄を掛けるごとく嫌だ。
- ライバルの怪我をしている足を重点的に攻撃するのは、知る人に縄を掛けるみたいに気が引けるが勝つためにはそうするしかない。
- 貸した金を強引に回収に行くのは知る人に縄を掛けるように気が進まないが、借りた方が悪いと思えばいくらか楽になる。
- 警察官になったら知る人に縄を掛け、気が重くなることもあるだろう。
縄を掛ける行為が、通常は不本意ながらもやらざるを得ない状況を象徴しているんだよ。