「書を校するは塵を払うが如し」の意味(出典)
【ことわざ】
書を校するは塵を払うが如し
【読み方】
しょをこうするはちりをはらうがごとし
【意味】
校正の難しさをいう。校正の仕事は、塵が払い尽くせないのと同じで何度やっても誤りが見つかり完全なものにするのは難しいということ。
「校」は、比べて調べる意。校正、校閲。
「書を校するは塵を払うが如し」という言葉は、書物の校正作業の難しさを表しているんだよ。
ほぉ、それは興味深いたとえやな。つまり、「校正は完璧にはできない」ってことやな。どんなに丁寧に校正をしても、完全に間違いをなくすのは難しいんやな。塵を払うように、小さなミスや見落としはいつも残るもんやってことを教えてくれる言葉や。校正作業の厳しさや難しさを例えてるんやな。
完璧な校正は、ほとんど不可能やってことを示してるんや。細かい作業や注意深さが求められるけど、完全にミスをなくすのは難しいんやな。
【出典】
「夢渓筆談」
中国、北宋の宋宣献という博学で書物を多く蔵し、これらを好んで校正した学者のことば。
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「書を校するは塵を払うが如し」の解説
カンタン!解説
「書を校するは塵を払うが如し」という表現は、書物の校正作業の難しさを塵を払う行為にたとえているんだ。この言葉は、校正作業がいかに繊細で細かい注意を要するかを示しており、塵を完全に払い去ることの難しさと同じように、書物を校正してもなお誤りが残りやすいという意味を持っているんだね。
この表現は、校正が非常に細心の注意と繰り返しの作業を要することを指摘しているよ。どんなに慎重に校正をしても、完全に間違いをなくすことは非常に困難であるということを示している。例えば、文書や書籍の校正において、何度も見直しをしてもまだ小さなミスが見つかることがあるんだ。
「書を校するは塵を払うが如し」ということわざは、細かい作業や校正の過程においては完璧を求めることの難しさを教えてくれるんだ。つまり、いかに注意深く作業をしても、完全に間違いを排除することは非常に難しいということを伝えているんだね。
「書を校するは塵を払うが如し」の使い方
何度読み直しても新しいミスが見つかる。
書を校するは塵を払うが如しだからね。
いつか終わるのかな。
大手出版社の辞書ですら間違いがあったから終わらないでしょうね。
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「書を校するは塵を払うが如し」の例文
- 校閲は読者の信頼を失わないための大事な仕事だが、書を校するは塵を払うが如し難しい仕事でもある。
- 一人だと書を校するは塵を払うが如しなので、二人体制でチェックすることで確実にミスをなくす。
- 書を校するは塵を払うが如しだから、校閲こそAIに任せればいいのにと思う。
- 見つけても見つけてもミスが見つかり、書を校するは塵を払うが如しだが、これは書いた人が悪いんじゃないだろうか。
- 書を校するは塵を払うが如しだが、部屋がきれいになった時のように真っ赤な原稿を見るとうれしくなる。