「鹿を逐う者は兎を顧みず」の意味(出典・対義語)
【ことわざ】
鹿を逐う者は兎を顧みず
【読み方】
しかをおうものはうさぎをかえりみず
【意味】
大きなことをなそうとするものは、小さなことにとらわれないということ。大きな利益を得ようとするものは、小さな利益にとらわれないということ。
例えば、大金を稼ごうとしてる人が、小銭を拾うのを気にしないようなもんやろか。でも、大きな目標を持つのもええけど、途中の小さなチャンスも大事にせんといけへんこともあるな。
【出典】
「淮南子」
【対義語】
・雀を脅して鶴を失う
・小鳥を捕らえて大鳥を逃がす
・木っ端を拾うて材木を流す
「鹿を逐う者は兎を顧みず」の解説
「鹿を逐う者は兎を顧みず」っていうことわざはね、大きな目標や大きなものを追い求める人は、小さなものには興味を持たない、っていう意味だよ。
例えばね、大きなケーキが前にあって、その隣に小さなクッキーがあったとするね。ケーキがすごくおいしそうで目が離せなくて、そのクッキーには全く目を向けない、みたいな感じさ。
このことわざの「鹿」は、大きな目標や大きな報酬を示していて、「兎」は、小さな報酬や小さな目標を意味しているんだ。だから、この言葉は、大きなものを追い求めるあまり、小さなものを見過ごしてしまうことがあるよ、って教えてくれているんだよ。大きな夢を追いかけるのはいいことだけど、小さな幸せも大切にしないとね!っていうことを伝えてくれるんだね。
「鹿を逐う者は兎を顧みず」の使い方
「鹿を逐う者は兎を顧みず」の例文
- 目先の利益にとらわれて大局を見誤らないよう、鹿を逐う者は兎を顧みずを心がける。
- 内定が出たが才能あふれる僕には小さすぎる。鹿を逐う者は兎を顧みずというようにもっと大きな企業の内定を取る。
- この程度で満足する僕ではない。鹿を逐う者は兎を顧みずで、さらに大きな成功をつかむ。
- 目の前の利益に飛びつかず、鹿を逐う者は兎を顧みずのようにその先の大きな成功を目指す。
- 妥協はあり得ないし、鹿を逐う者は兎を顧みずというのでこの辺で手を打とうなんて考えない。