「衆口金を鑠かす」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
衆口金を鑠かす
【読み方】
しゅうこうきんをとかす
【意味】
人の噂や中傷のこわさをいうことば。
「鑠かす」は、溶かす。
「衆口金を鑠かす」は、人の口に戸は立てられへんと同じで、みんながちょっとずつ悪口を言うと、それが大きなダメージになってまうってことやな。
ちょっとずつの噂や中傷が積もり積もって、最後には人の名誉とか、大事なものまで溶かしてしまうんやな。恐ろしいことやで。
【出典】
「国語」
【語源・由来】
大勢の人の噂、悪口などが集まると、ついには堅い金属をも溶かすほどになるという意から。
【類義語】
・積羽舟を沈む
・三人寄れば金をもとかす
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「衆口金を鑠かす」の解説
カンタン!解説
「衆口金を鑠かす」ということわざは、たくさんの人が同じことを言ったり、特に悪口を言ったりすると、その言葉の力がとても強くなって、本当に怖い結果を招くことがあるという意味だよ。
例えば、みんなが一人の子について悪口を言い始めたとするね。最初は小さなうわさでも、たくさんの人が言うと、そのうわさはどんどん大きくなって、その子の評判をとても悪くしてしまうことがあるんだ。このことわざは、うわさや悪口の言葉がどんなに人に大きな影響を与えるかを教えてくれる言葉なんだよ。だから、何か言う時は、その言葉がどんな結果を生むかをよく考えてから言おうね。
「衆口金を鑠かす」の使い方
倒産するという噂が噂をよんで、あの銀行に預金引き出しを求める人が殺到したんですって。
うわー。こわいね。経営は大丈夫なのかな。
あの銀行、本当に倒産しそうよ。
衆口金を鑠かすだね。噂の力は馬鹿にできない。
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「衆口金を鑠かす」の例文
- ネット上の中傷で人が亡くなることもあり、衆口金を鑠かすだ。
- デマなのに噂で真実のように拡散され、衆口金を鑠かすと噂の怖さを知る。
- 衆口金を鑠かすから、マスコミの仕事は責任重大だ。
- 人々の意見が政府を動かし、衆口金を鑠かすとなった。
- 噂が世の中を動かし、衆口金を鑠かすことがあるので口コミの力は強大だ。
このことわざは、悪意のある噂や中傷がどれほど恐ろしい結果を生むかを教えてくれる言葉なんだよ。