「柔なるも亦茹わず剛なるも亦吐かず」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
柔なるも亦茹わず剛なるも亦吐かず
【読み方】
じゅうなるもまたくらわずごうなるもまたはかず
【意味】
弱い相手も侮らず、強い相手も恐れないということ。
人を見た目や力で判断せず、みんな平等に接するっていう考え方を教えてくれてるんやね。
【語源・由来】
食べ物が柔らかいからといってやたらに食べたり、固いからと吐き出したりしないという意から。
【出典】
「詩経」
「柔なるも亦茹わず剛なるも亦吐かず」の解説
「柔なるも亦茹わず剛なるも亦吐かず」というのは、「詩経」に出てくる言葉で、弱い人をなめたりせず、また、強い人を恐れたりしないという意味なんだ。
これはね、どんな人に対しても公平でいるべきだって教えているんだよ。たとえば、学校で小さくて弱い子をいじめたりしないこと、それと同じように、すごく強くて怖い人がいたとしても、その人の前で自分の意見を言う勇気を持つことが大切ってことだね。
この言葉は、人を見た目や力で判断しないで、みんなを平等に扱うべきだということを教えてくれているんだ。そして、自分の信念を持って、誰に対しても正直であることの大切さを伝えているんだよ。
「柔なるも亦茹わず剛なるも亦吐かず」の使い方
「柔なるも亦茹わず剛なるも亦吐かず」の例文
- 彼は強いが、柔なるも亦茹わず剛なるも亦吐かずの姿勢を貫きえらいと思う。
- 柔なるも亦茹わず剛なるも亦吐かずという人間が聖人君主に近い。
- 長いものに巻かれず、柔なるも亦茹わず剛なるも亦吐かず違うと思ったことは諾としない。
- 柔なるも亦茹わず剛なるも亦吐かず、弱者を侮らず強者におもねることをしない。
- 常に正しくありたいので、柔なるも亦茹わず剛なるも亦吐かずという態度でいる。
つまり、弱いものを見下さず、強いものに臆することなく、すべてを公平に扱う姿勢を示している言葉なんだ。