【ことわざ】
進退窮まる
【読み方】
しんたいきわまる
【意味】
進むことも退くこともできなくなり、どうしてよいかわからなくなる。
「窮まる」は、行き詰まるの意味。
【語源・由来】
中国の『詩経』にあることば。
【類義語】
・万事休す
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「進退窮まる」の使い方

この前、山に登って、遭難してしまったんだ。方角も分からないし、寒いし、食料が無いし、進退窮まったと思って泣きそうになっていたんだ。

ええっ。そんなことがあったの?でも今ここにいるっていうことは助かったのよね。

うん。僕の泣き声を聞きつけた救助犬が見つけてくれたんだ。

ああ。神様っているのね。神様は健太くんを見捨てずに助けてくれたんだわ。良かったわね。
「進退窮まる」の例文
- とうとう後ろが崖というところまで追いつめられて、進退窮まってしまった。
- 休場が続き、横綱もいよいよ進退窮まってきた。
- 前には凶暴そうな犬、後ろには怒り狂ったともこちゃん、進退窮まる。
- 進むも引くも、その先にある結果はろくなものではないように思えたから、進退窮まってしまった。
- 彼女の表情は引きつっていて、進退窮まっていると誰の目にも明らかだった。
- ともこちゃんは果敢に戦ったが、ここに進退窮まったかに思われた。