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「其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し
【読み方】
そのはやきことかぜのごとく、そのしずかなることはやしのごとし
【意味】
何事に対処するにも、時機、情勢に適応し、敏速に行動したり、静止して情況の推移を見守ったりする臨機応変のポイントをいう。孫子の兵法のことば。後に「侵掠すること火の如く、動かざること山の如し。知り難きこと陰の如く、動くこと雷霆の如し」と続く。
これは、状況に応じて柔軟に対応することの大切さを教えてくれてるんや。攻撃と守りのバランスや、適切な行動の重要性を示してるわけやな。
【出典】
「孫子」
【類義語】
風林火山(ふうりんかざん)
「其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し」の解説
「其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し」という表現は、戦いの戦術や心構えに関する教えを示しているんだよ。この言葉は、戦略的な行動の柔軟さと適応性を重視する考え方を表しているんだね。
この表現の中で「其の疾きこと風の如く」とは、進撃するときは風のように素早く行動することを意味しているよ。「其の徐なること林の如し」とは、待機するときは林のように静かにじっと待ち、機を見ることを示しているんだ。
この言葉は、状況に応じて異なる戦術を取るべきだという教えを含んでいるよ。攻撃するときは迅速かつ果敢に、守るときは堅固に、そして機を見るときは静かに機会をうかがうことが重要だということなんだね。
このことわざは、戦争の戦術に限らず、ビジネスやスポーツ、日常生活の様々な状況にも適用できる普遍的な教訓を持っているんだ。状況に応じて行動を変える柔軟性と、待つことの重要性を認識することが、成功への鍵であるというメッセージを伝えているよ。この言葉は、機敏かつ慎重な行動が、困難な状況を乗り越えるために必要であるという教訓を含んでいるんだ。
「其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し」の使い方
「其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し」の例文
- 其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し、お客様の要望にはやく静かに応える、接客を仕事としている私のモットーである。
- 其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し、この戦法でサッカーの試合で相手の意表を突き、二点ゴールすることができた。
- 其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し、いつも静かなのに、いつの間にか会議の主導権を握っている彼のような言葉だ。
- 其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し、犯人に知られないように近づき、迅速に逮捕する、これが警察の仕事です。
- 其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し、彼女はいつの間にか健太くんに近づき、風のようなはやさで健太くんの心を奪っていった。
攻撃時は火のように激しく、守りは山のように堅固にと、柔軟かつ適切な対応の重要性を教えているんだ。