「沙弥から長老」の意味(類義語・対義語)

沙弥から長老
【読み方】
しゃみからちょうろう
【意味】
一足飛びに異例の出世をすること。


そんなにうまい話がそうそう転がってるわけないけど、たまに本当にそういうことが起こるから人生はおもしろいんやろな。でも、そんなチャンスが来たら、それに乗れるように日頃からしっかり準備しておかなあかんね!
【類義語】
・納所から和尚
【対義語】
・沙弥から長老にはなれぬ
「沙弥から長老」の解説
「沙弥から長老」というのは、仏教でいうとね、修行を始めたばかりの若いお坊さんがいきなりとても立派で経験豊かなお坊さんになるっていう、すごくめずらしいことをいう言葉だよ。
普通はね、人が何かを学んだり仕事をしたりする時には、少しずつ段階を踏んで上手になるものだよ。たとえば、ピアノを弾けるようになるには、最初は簡単な曲から始めて、練習をたくさん重ねて、だんだんと難しい曲に挑戦するよね。それと同じで、お坊さんも長い時間をかけてたくさんの修行をして、少しずつ心を高めていくんだ。
でも、「沙弥から長老」という言葉は、そういう普通のプロセスを飛ばして、すぐにとても高い地位や立場に上がることをたとえていうんだよ。それは、たとえば学校で一年生がいきなり卒業試験に合格するようなもので、とっても珍しいことなんだね。だから、このことわざは、一般的ではない、とても早い出世や成功を表しているんだよ。
「沙弥から長老」の使い方




「沙弥から長老」の例文
- 沙弥から長老になった健太くんは、予想通り嫉妬された。
- 社長の息子なので沙弥から長老になったが、結果を出さないと社員は去っていくだろう。
- 私の力では沙弥から長老はなかなか難しいので、少しずつ出世していく。
- 社長に気に入られ、沙弥から長老に大抜擢された。
- 沙弥から長老になるには相当な実力が必要である。























