「小弁は義を害す」の意味(出典)
【ことわざ】
小弁は義を害す
【読み方】
しょうべんはぎをがいす
【意味】
小賢しい分別は道理を損なうことになる。
正義や道理は、細かい言い訳よりもっと大きなものやってことを教えてくれる言葉やな。大切なのは、真実や本質を見失わんことや。
【出典】
「孔子家語」
「小弁は義を害す」の解説
「小弁は義を害す」ということわざは、細かいことや些細な理屈(小弁)が、実際には正しい行いや本来の道理(義)を損なうことがあるという意味を持っているんだ。
この言葉は、細かすぎる考えや狭い視野での判断が、大切な原則や本質を見失う原因になることを警告しているんだね。たとえば、法律や規則を細かく詳細に適用することで、実際には公正や公平な結果を得られない場合がある。このような状況では、細かい分別が本来の正義や道理を損ねることになる。
「小弁は義を害す」ということわざは、細かい点に囚われず、もっと広い視野で物事を考え、本質的な正義や公正を重視することの重要性を教えてくれるんだ。つまり、小さな詳細にこだわるあまり、より大きな道理や原則を見失わないようにしようという教えなんだね。
「小弁は義を害す」の使い方
「小弁は義を害す」の例文
- 差し出がましい弁舌は、小弁は義を害すように道理にもとる。
- 利口ぶった議論は道理に合わず、小弁は義を害すだ。
- 小弁は義を害すといい、瑣末なことをごちゃごちゃとつまらぬことを言うのは道理に反する。
- 小賢しいことを言うと小弁は義を害し、道徳的規範から外れるので、言わない方が良い。
- 小弁は義を害すから、余計なことを言わず黙っていた方がましだ。