「大義親を滅す」の意味(出典)
【ことわざ】
大義親を滅す
【読み方】
たいぎしんをめっす
【意味】
大義のためには肉親の情も顧みない。大義のためには親兄弟をも犠牲にする。
大義のためには、家族の感情やつながりを捨てて行動する必要があるんやね。すごい困難な選択やけど、時にはそういうこともあるんやな。
【出典】
「春秋左氏伝」
「大義親を滅す」の解説
「大義親を滅す」という表現は、国家や社会、または高い理念に対する忠誠や道義的な義務が、個人的な情愛や家族関係さえも超越するべきであるという考えを表しているんだ。具体的には、大義を果たすためには、自分の親や兄弟などの親族さえも犠牲にする覚悟が必要だという意味が含まれているんだ。
この表現は、特に厳しい道徳的、倫理的な決断を迫られる状況で用いられることが多いんだ。たとえば、国家や社会のために正しいと信じる行動を取るために、自分の家族との関係を犠牲にしなければならない場合や、重大な道義的義務を果たすために個人的な感情を抑える必要がある場合などに使われることがあるんだ。
「大義親を滅す」は、道義的な理想や社会的な義務が個人的な感情や関係よりも優先されるべきだという強い信念を反映していて、特に古代中国の儒教の影響を受けた文化や歴史の中で、しばしば見られる価値観なんだ。この表現は、国家や社会全体の利益のためには個人が大きな犠牲を払うべきだという考えを示しており、そのような犠牲が究極の道徳的行動とされることがあるんだよ。
「大義親を滅す」の使い方
「大義親を滅す」の例文
- 彼は政府に反旗を翻そうとしている父のことを密告し、大義親を滅す姿勢を貫いた。
- 大義親を滅すのは大変つらいことで、尚且つ、君主がほめても神様がほめてくれるか疑わしい。
- 彼は大義を優先し、大義親を滅す行動をとった。
- 親孝行も大事だが、何より大義が大事と考え大義親を滅す。
- 親が急病という電話があったが、大義親を滅す選択をした。