「大義親を滅す」の意味(出典)
【故事成語】
大義親を滅す
【読み方】
たいぎしんをめっす
【意味】
大義のためには肉親の情も顧みない。大義のためには親兄弟をも犠牲にする。

「大義親を滅す」は、公の正義や国家への忠義を守るためには、肉親への私情さえ退けることを表す故事成語なんだ。単に「大切な目標のためなら家族を犠牲にしてよい」という意味ではないよ。

なるほどな。つまり、「大切なことや正しいことのためには、自分の親や兄弟の気持ちを無視してでも犠牲にすることがある」ということニャ。
大義のためには、家族の感情やつながりを捨てて行動する必要があるんだニャ。すごい困難な選択だけど、時にはそういうこともあるんだニャ。
【出典】
『春秋左氏伝』「隠公四年」
「大義親を滅す」の解説
カンタン!解説
『春秋左氏伝』「隠公四年」では、衛の州吁が君主を殺して権力を握り、石厚がこれに従った。石厚の父・石碏は反逆を許さず、陳に働きかけて州吁と実の子・石厚を処刑させた。この行為を「大義親を滅す」と評した故事に基づくんだ。
現代では、文字どおり肉親を犠牲にすることを勧める表現ではなく、公的な責務や正義を私情より優先する厳しい態度を、古典的な比喩として表す場合に使われるよ。
この故事成語は、古代中国における「公義」と「私情」の緊張を象徴する言葉として理解するのが正確だよ。
「大義親を滅す」の使い方

自分の子どもでも、反逆に加担したらかばわなかったという故事なんだね。

そう。石碏は私情より公義を優先したと伝えられているの。

それが大義親を滅すの由来なんだね。

今は、文字どおりの行為ではなく、公的な責任を私情より優先する厳しい態度のたとえとして理解するのがいいわね。
「大義親を滅す」の例文
- 彼は政府に反旗を翻そうとしている父のことを密告し、大義親を滅す姿勢を貫いた。
- 不正に関わった身内をかばわず告発したその姿勢は、大義親を滅すにたとえられた。
- 彼は大義を優先し、大義親を滅す行動をとった。
- 私情を抑えて公的責任を果たす態度を、古典になぞらえて大義親を滅すという。
- 身内の不正にも同じ基準で処分を下した彼の判断は、大義親を滅す姿勢だと評された。




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