【ことわざ】
足るを知る者は富む
【読み方】
たるをしるものはとむ
【意味】
満足することを知っている者は、生活が貧しくても精神的には豊であるということ。
【語源・由来】
「老子(ろうし)」より出典。
「足るを知る者は富み、強(つと)めて行う者は志有り」
満足することを知っている者は富者であるといえるし、努力して道を行おうとする者は志がある者だといえる。
と、あることに基づく。
【類義語】
・足るを知るは第一の富なり(たるをしるはだいいちのとみなり)
・富は足るを知るにあり(とみはたるをしるにあり)
【対義語】
–
【英語訳】
Content is the philosopher’s stone, that turns all it touches into gold.
Content is a kingdom.
「足るを知る者は富む」の使い方

ともこちゃんは、今の生活で満足できているのかい?

そうね。それほど贅沢はできないかもしれないけれど、毎日ご飯を食べることができて、好きな本を読めて幸せだと思っているわ。

高級な食材を食べたいとか、宝石が欲しいとか、海外旅行へ行きたいとは思わないの?

足るを知る者は富むということも、大切だと思うわ。
「足るを知る者は富む」の例文
- 足るを知る者は富むというけれど、彼女はいつも幸せそうに暮らしていて羨ましく思っている。
- 欲を出すとキリが無くなってしまう。足るを知る者は富むということは、大切なことだと思う。
- 贅沢をしているからといって、心が満たされるものではない。足るを知る者は富むということは素晴らしいことだ。
まとめ
人には欲があるので、次々に欲しいと思うものができ、それを手に入れたいと思うことがあるのではないでしょうか。
しかし、足るを知る者は富むというように、満足することを知るということは、とても大切なことではないでしょうか。