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「鷹は水に入れて芸無し、鶉は山にありて能無し」の意味(語源由来)
【ことわざ】
鷹は水に入れて芸無し、鶉は山にありて能無し
【読み方】
たかはみずにいれてげいなし、うずらはやまにありてのうなし
【意味】
才能ある人でも、才能を発揮できる環境にいなければ何も成し遂げることはできないということ。
「鶉」は、食用にする小鳥。肉も卵も食用になるが、人里から離れると役に立たない。
「鷹は水に入れて芸無し、鶉は山にありて能無し」ということわざは、それぞれの生き物が自分の力を発揮できる場所が違うように、人間も自分の才能を最大限に生かすためには適した環境が必要だという意味があるんだよ。
なるほどな。つまり、「どんなに才能があっても、それを生かせる場所にいなきゃ意味ない」ってことやな。鷹が水に入ったら飛べへんし、鶉が山にいたら隠れることもできへんもんな。
自分の力を最大限に発揮するには、自分に合った環境を見つけることが大切やってことを教えてくれてるんやな。
【語源由来】
鷹は水中では何もできず、鶉は山の中では役に立たないことから。
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「鷹は水に入れて芸無し、鶉は山にありて能無し」の解説
カンタン!解説
「鷹は水に入れて芸無し、鶉は山にありて能無し」っていうことわざは、君がすごい才能がある人でも、その才能を最大限に生かせる場所や環境にいないと、本当にすごいことは何もできないっていう意味なんだよ。
たとえば、サッカーが得意な君がいたとして、でも、サッカーボールもない、ゴールもない、サッカーのルールが分からない人しかいない所にいたら、サッカーの才能は生かせないよね。それがこのことわざが言っていることだよ。
「鷹」っていうのは空を自由に飛び回る鳥で、「水に入れて芸無し」っていうのは、鷹が水の中にいたら、空を飛ぶ才能を生かせないよね、っていうこと。「鶉」は地面を速く走ることが得意な鳥で、「山にありて能無し」っていうのは、山の中にいたら、速く走る才能は生かせないっていう意味なんだ。
だから、このことわざは、自分の才能を生かすには、自分に合った環境にいることが大切だよ、って教えてくれているんだね。
「鷹は水に入れて芸無し、鶉は山にありて能無し」の使い方
ともこちゃんは才能があるから私立の学校に行けばいいのに。
公立校で十分よ。
鷹は水に入れて芸無し、鶉は山にありて能無しというよ。才能を発揮できる場所に身を置いた方がいいんじゃないかな。
現況に不満を抱いたら海外に留学するわ。今は日本の生活を楽しむの。
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「鷹は水に入れて芸無し、鶉は山にありて能無し」の例文
- 孔子ですら重用されず、才能を発揮できなかったという。鷹は水に入れて芸無し、鶉は山にありて能無しだ。
- 鷹は水に入れて芸無し、鶉は山にありて能無しというから、僕の能力にふさわしい会社に転職する。
- IQ180の彼がスーパーのレジ打ちではもったいない。鷹は水に入れて芸無し、鶉は山にありて能無しだから、活躍できる場所にいるべきだ。
- 鷹は水に入れて芸無し、鶉は山にありて能無しというので適材適所が大事だ。
- リーダーの資質があるのに、立候補しないのはもったいない。鷹は水に入れて芸無し、鶉は山にありて能無しで、せっかくの才能発揮できないよ。