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【たくらだ猫の隣歩き】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

たくらだ猫の隣歩き

「たくらだ猫の隣歩き」の意味(語源由来・出典・類義語)

意味

【ことわざ】
たくらだ猫の隣歩き

【読み方】
たくらだねこのとなりあるき

【意味】
他人の家の手伝いはするが、自分の家のことはしないこと。

「たくらだ」は、ジャコウジカに似た獣で、ジャコウジカ狩りのとき、関係ないのに飛び出してきて殺されると言われる。ここでは、愚か者。まぬけ。
ことわざ博士
「たくらだ猫の隣歩き」ということわざは、他人の家の手伝いは積極的にやるけど、自分の家のことは手を抜くという状況を描いているんだ。
助手ねこ
ああ、つまり、他人のためには働けるけど、自分ちのことは手抜きするって状態を言うんやな。

お隣さんのことはちゃんと手伝うけど、自分ちのことはおろそかにする。そんな人の特徴を表現してるんやな。これは、自分のこともきちんとしなあかんという教えやな。

【語源由来】
隣近所を遊び歩くまぬけな猫が、よその家のネズミは捕まえるのに自分の家のネズミはつかまえない意から。

【出典】
淮南子えなんじ

【類義語】
・無精者の隣歩き
・からやき隣の御器洗う

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「たくらだ猫の隣歩き」の解説

カンタン!解説
解説

「たくらだ猫の隣歩き」っていうことわざはね、自分の家のことは何もしないけど、他の人の家のことばかり手伝うような状況を表しているんだよ。

「たくらだ」っていうのは、じゃこう鹿みたいな動物のことだよ。そのたくらだが、じゃこう鹿を狩ろうとしていた猟師に間違えられて狩られたっていう話から、自分と関係ないことで困ったことになる人のことを指すようになったんだ。それが転じて、ちょっとドジな人、考えが足りない人のことを指すようになったんだよ。

そして、このことわざの中の「猫」は、自分の家のねずみを捕らないで、隣の家のねずみばかり追いかける、ちょっとドジな猫を象徴しているんだ。

だから、例えると、自分の家の掃除はサボって、でも隣のおばあちゃんの家の草むしりばかり手伝っている、っていうちょっと変な行動をする人のことを指して「たくらだ猫の隣歩き」って言うんだよ。自分のやるべきことを放っておいて、他人のことばかり気にする、そんな状況を表しているんだね。

「たくらだ猫の隣歩き」の使い方

健太
ともこちゃん。マネージャーをやるの?
ともこ
そう。野球部のマネージャー。
健太
たくらだ猫の隣歩きじゃない。家の手伝いをしたら?
ともこ
家の手伝いは面倒だけど、野球部の世話はなぜか楽しいのよ。
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「たくらだ猫の隣歩き」の例文

例文
  1. 仕事をさぼって、他の会社の仕事を手伝うとはたくらだ猫の隣歩きじゃないか。
  2. 彼は他人の前では良い格好をするので、たくらだ猫の隣歩きのように他人の家では働くが、我が家では何もしない。
  3. たくらだ猫の隣歩きをするようなやつは我が社にはいらん。どこへでも行くがいい。
  4. 他の社の仕事ばかりして、わが社の役に立たないたくらだ猫の隣歩きの君にやる給料はない。
  5. 隣の家の手伝いばかりして、自分の家の事は何もせずたくらだ猫の隣歩きだが、隣の高齢なおばあちゃんのことを気遣っての行動だと思うと非難できない。




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