「民を貴しと為す」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
民を貴しと為す
【読み方】
たみをたっとしとなす
【意味】
国家の根本は人民で、人民が最も大事で重要だということ。
「民を貴しと為す」は、国を作り上げる最も大切な基盤は人々、つまり市民自身であり、彼らを大切にすることが何よりも重要だという意味があるんだよ。
あ、そういうことか。つまり、「人々を大切にする」ってことが一番大事なんやな。
国家を作るんは、結局のところ、そこに住む人々やし、その人々を大事に思うことが、一番大事なことやってことを教えてくれてるんやな。
【出典】
「孟子」
【類義語】
・民人有り、社稷あり
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「民を貴しと為す」の解説
カンタン!解説
「民を貴しと為す」っていう言葉はね、一番大切なのは普通の人々、つまり私たちみんなだよっていうことを教えてくれるんだ。
この言葉は、昔の賢い人、孟子が言った言葉から来ていて、彼は「人々を一番大切に考えて、その次に国や社会のことを考えて、リーダー(君主)のことはそれよりもあとに考えるべきだ」と教えてくれたんだ。
具体的にはね、たとえば学校で、生徒みんなの意見を聞かずに、先生だけで決めたりすると、それは公平じゃないよね。だから、何かを決める時には、みんなの意見を一番に考えて、それを大切にしなきゃいけないんだ。それがこのことわざの教えなんだよ。
「民を貴しと為す」の使い方
民を貴しと為すっていうのに、日本の政治家は国民を大事にしていないよね。
不動産価格の高騰で家すら買えない人が増えているのに、税金をあげようとしているもんね。
こんなに国民の声をないがしろにする国に、誰がいたいと思うだろうか。
国外逃亡する人が増えるかもね。
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「民を貴しと為す」の例文
- 国民の納税で国が成り立っているのだから、民を貴しと為すという思想を守るべきだ。
- 政治家は心を入れ替え、民を貴しと為すべきだ。一に自分、二に金、三に家族、四五がなくて六に国民という感じだ。
- 民を貴しと為すというので、国民を苦しめる戦争は絶対にしない。
- 国民を大事にすれば自ずと働く意思が芽生え、国は安泰となる。民を貴しと為すのは最優先課題だ。
- 昔から民を貴しと為すといわれるのに、現代の政治家は議員としての地位を守るのに必死で国民のことは後回しだ。