「民の口を防ぐは川を防ぐよりも甚だし」の意味(出典)
【ことわざ】
民の口を防ぐは川を防ぐよりも甚だし
【読み方】
たみのくちをふせぐはかわをふせぐよりもはなはだし
【意味】
国民の言論の自由を取り上げるのは川の氾濫を防ぐより難しく、国民の怒りが爆発すると堤防が決壊して洪水になるように国にとって危いということ。
つまり、「人の言葉を止めることは、川の水を止めるよりも難しい」ってことやな。みんなが自由に意見を言うことを止めようとしたら、それはもっと大変なことになる可能性があるってわけや。
自由な意見は大切で、それを抑えようとすると大変なことになるんやな。これは、自由な意見を大切にせなあかんってことを教えてくれることわざやな。
【出典】
「国語」
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「民の口を防ぐは川を防ぐよりも甚だし」の解説
カンタン!解説
「民の口を防ぐは川を防ぐよりも甚だし」っていうことわざはね、人々が自由に意見を言うことを止めようとするのは、大きな川の流れを止めるよりも難しいし、危険だよ、っていう意味なんだ。
考えてみてね、例えば先生がクラスのみんなに「これからは誰も話さないで黙っていなさい」と言ったとしても、本当に全員がずっと黙っていられるかな?そんなの無理だよね。人は自然に意見を言いたいし、話し合いたい生き物なんだから。
それと同じで、社会でもみんなが自由に意見を言うことを止めようとするのはとても困難で、それを無理に止めようとすると大きな問題が起こることもあるんだよ。だから、このことわざは人々の言論の自由を大切にし、それを尊重することの大切さを教えてくれるんだよね。
「民の口を防ぐは川を防ぐよりも甚だし」の使い方
戦争中は自由な発言ができなかったんだよね。
民の口を防ぐは川を防ぐよりも甚だしっていうのにね。日本人は比較的おとなしいから、怒りが爆発しなかったみたいだけど。
そういう経緯で、今の日本の政治家は国民を馬鹿にしているのかな。
どうせ何もできないでしょう?って高を括っているのかもね。
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「民の口を防ぐは川を防ぐよりも甚だし」の例文
- 言論統制はよくない。民の口を防ぐは川を防ぐよりも甚だしという。
- 国民の言論の自由や知る権利を奪ってはいけない。民の口を防ぐは川を防ぐよりも甚だしといい、国家はしっぺ返しを食らうだろう。
- 民の口を防ぐは川を防ぐよりも甚だしというが、さすがにSNSでのマナー違反な発言の数々に眉を顰める。
- 民の口を防ぐは川を防ぐよりも甚だしというから、自由な表現を許可し美術展が催されたが、批判が相次ぎ中止となった。
- 首相は家族の口止めすらできないんだから、国民の口は尚更だし、民の口を防ぐは川を防ぐよりも甚だしというから、国家の平穏のためには言論の自由を取り上げてはいけない。
これは、人々の自由な意見を無理に抑えることのリスクを表しているんだよ。