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「丹は磨く可くして赤きを奪う可からず」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
丹は磨く可くして赤きを奪う可からず
【読み方】
たんはみがくべしくしてあかきをうばうべからず
【意味】
外は変えられるが、本質は変えられない。志があるものは、死んでも屈しない。
「丹」は、赤い土。
「丹は磨く可くして赤きを奪う可からず」という表現は、外見は変えられても本質は変えられないという意味だよ。
そうか、それは「見かけは変わるけど、中身は変わらへん」ってことやな。
赤い土は形は磨いて変えられるけど、赤い色、つまり中身は失われへんってわけや。これは、「自分の信念は死んでも曲げへん」っていう強い意志を持つことの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源由来】
赤土は磨いて形を変えることはできるが、その赤い色を失くすことはできない意から。
【出典】
「呂氏春秋」
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「丹は磨く可くして赤きを奪う可からず」の解説
カンタン!解説
「丹は磨く可くして赤きを奪う可からず」っていうことわざはね、表面的なことは変えられても、本当の自分、つまり本質は変えられないという意味だよ。この言葉は、困難に直面しても、強い意志を持つ人は決して諦めないっていう強い意思を表しているんだよ。
「丹」っていうのは、赤い土のことを指すんだ。この赤い土は、磨いて形を変えることはできるけど、その赤い色を取り去ることはできないんだ。これがそのことわざの出所なんだよ。
たとえば、人間も同じで、自分の外見や言動を変えることは可能だけど、自分の本当の性格や価値観、つまり「色」はなかなか変えることができないんだよ。それは、自分の信念や理念といったもので、それが強ければ強いほど、どんな困難があってもそれを貫き通すことができるんだよ。これが「丹は磨く可くして赤きを奪う可からず」っていうことわざの意味なんだよ。
「丹は磨く可くして赤きを奪う可からず」の使い方
権力のあるものから圧力をかけられても、僕は屈しない。
丹は磨く可くして赤きを奪う可からずね。がんばれー。
他人事っぽいなあ。
他人事だもん。
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「丹は磨く可くして赤きを奪う可からず」の例文
- 親に反対されても丹は磨く可くして赤きを奪う可からずの姿勢を貫き、夢をかなえる。
- 外見を着飾って大学デビューしても、丹は磨く可くして赤きを奪う可からずだ。中身は田舎者のままだ。
- 地動説を支持したガリレオは、宗教裁判にかけられたが、丹は磨く可くして赤きを奪う可からずとその意志を変えなかった。
- 僕は決してあきらめない。丹は磨く可くして赤きを奪う可からず。成し遂げるまでがんばりつづける。
- 変装しても、丹は磨く可くして赤きを奪う可からずというように本質は変わらないから、すぐに彼だと見抜ける。