「頼む木の下に雨漏る」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
頼む木の下に雨漏る
【読み方】
たのむきのもとにあめもる
【意味】
頼みにしていたのに当てが外れること。
「頼む木の下に雨漏る」ということわざは、自分が頼りにしていたものが、期待通りの助けにならない、つまり、あてにしていたものが外れることを表しているんだよ。
なるほどな。つまり、「頼りにしてたものが思ったように役に立たへん」ってことやな。
木の下に避難したのに、雨が漏ってきたら困るよな。これは、頼るものが必ずしも期待通りにはならないことを教えてくれる言葉やな。
【語源由来】
木陰で雨宿りしようと思ったのに、そこも雨が漏れ濡れる意から。
【類義語】
・頼みの綱も切れる
・泣き面に蜂
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「頼む木の下に雨漏る」の解説
カンタン!解説
「頼む木の下に雨漏る」っていうことわざはね、自分が頼りにしていたことが、思っていた通りには行かない、という意味なんだよ。
たとえばね、雨が降ってきて、大きな木の下に雨宿りしたけど、その木の下からも雨が漏ってきて、結局びしょ濡れになっちゃった、みたいな状況を表しているんだ。
つまり、信じていたものや頼りにしていたものが、思ったように助けてくれないことがあるんだよ。だから、全てを一つのことに頼るのではなく、色々な方法を考えて対応することが大切だね。
「頼む木の下に雨漏る」の使い方
ともこちゃんの力を当てにしていたのに、頼む木の下に雨漏るだ。
他人の力を当てにしたら、大抵予定が狂うわよ。
自分の力だけでは限界があるんだもん。
暇ができたら手伝うわよ。できないと思うけど。
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「頼む木の下に雨漏る」の例文
- 彼なら健太くんの過去を知っていると思ったのに、何も知らないとは頼む木の下に雨漏るだ。
- これで問題解決のはずだったのに、頼む木の下に雨漏るように大きく当てが外れてしまった。
- 図書館に行けば何とかなると思ったが、知りたい情報は得られず頼む木の下に雨漏るだった。
- 遺産を当てにして大きな買い物をしたのに、頼む木の下に雨漏るというように遺産は無く負債だけだった。
- 頼む木の下に雨漏るようなことが続き、自分で何とかするしかなかった。
「頼む木の下に雨漏る」の文学作品などの用例
その家なるものはバンデーシャと言い、屋敷が一町四面ほどあってなかなか立派なものです。行って尋ねますと、頼む木陰に雨が漏るとでも言うのですか、その私の尋ねる公子は居らないと言う。どこへ行ったかと言いますと、彼は気狂いだからどこへ行ったか分らないという答えなんです。(河口慧海のチベット旅行記より)