「楽しみて後憂え有る者は聖人は為さず」の意味(出典)
【ことわざ】
楽しみて後憂え有る者は聖人は為さず
【読み方】
たのしみてのちうれえあるものはせいじんはなさず
【意味】
聖人は、あとで心配になるような一時的な楽しみ方はしないものだということ。
「楽しみて後憂え有る者は聖人は為さず」ということわざは、聖人、つまり賢者や道徳的に優れた人々は、一時的な楽しみで後で悔やむようなことはしない、という教えを表しているんだよ。
なるほど、つまり「聖人は後で困るような楽しみ方をせん」ということやな。一時の楽しみで後でトラブルになるようなことは避けるべきやって言うてるんやな。
これは、楽しむときでも将来を考えて行動することの大切さを教えてくれることわざやな。
【出典】
「菅子」
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「楽しみて後憂え有る者は聖人は為さず」の解説
カンタン!解説
「楽しみて後憂え有る者は聖人は為さず」っていう言葉はね、賢い人や賢者(聖人)は、楽しむことが終わった後で心配事や困り事になるようなことはしないっていう意味なんだよ。
例えばね、今すぐお菓子をたくさん食べたいと思っても、後でお腹を壊したり、体調が悪くなったりすることを考えると、我慢するよね。それがこの言葉が教えてくれること。
この言葉は、一時的に楽しむことができても、その後に何か問題が起こる可能性があるなら、その行動はしないほうがいいと教えてくれているんだ。つまり、将来のことも考えて行動することが大切だってことを、私たちに教えてくれているんだね。
「楽しみて後憂え有る者は聖人は為さず」の使い方
修学旅行の記念に、神社の柱に名前を書いていこうかな。
楽しみて後憂え有る者は聖人は為さずよ。器物損壊罪になるから、いつ逮捕されるかってびくびくしないといけなくなるわよ。
そうなの?修学旅行のノリでやっちゃう生徒が多そうだよ。
やらない常識的な生徒の方が多いわよ。
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「楽しみて後憂え有る者は聖人は為さず」の例文
- 商品を舐めてみたり、業務用冷凍庫に入ってみたり、悪ふざけの度が過ぎている若者に楽しみて後憂え有る者は聖人は為さずと教えてあげたい。
- 酒はたしなむ程度にして、酩酊状態にならないようにする。楽しみて後憂え有る者は聖人は為さずだ。
- 楽しみて後憂え有る者は聖人は為さずといい、偉大な人ほど一時的な快楽にはふけらない。薬物におぼれるのは愚かな人だ。
- 将来のことまで考えて、羽目を外さないように楽しむ。楽しみて後憂え有る者は聖人は為さずという。
- 楽しみて後憂え有る者は聖人は為さずというように、後々懸念材料となるようなことはしてはいけない。若気の至りと許されるものではない。