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【大勇は怯なるが如し】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

大勇は怯なるが如し大勇は怯なるが如し

「大勇は怯なるが如し」の意味(出典・類義語)

意味

【ことわざ】
大勇は怯なるが如し

【読み方】
たいゆうはきょうなるがごとし

【意味】
本当に勇気がある人は無闇に人と争わないので、普段は臆病な人に見える。

「怯」は、おじける意。
ことわざ博士
「大勇は怯なるが如し」ということわざは、真に勇気ある人は落ち着いていて無闇に争うことはないため、一見すると臆病者のように見えるという意味があるんだよ。
助手ねこ
なるほどな、つまり「本当に勇敢な人は、見た目には怖がりやさんみたいに見えることもある」ってことやな。自分からケンカを売ったりせず、いつも穏やかでいるけど、いざというときにはしっかりと立ち向かう力を持ってるんやな。

これは、見かけだけで人を判断せんということを教えてくれてるんやな。

【出典】
蘇軾そしょく

【類義語】
大勇は勇ならず

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「大勇は怯なるが如し」の解説

カンタン!解説
解説

「大勇は怯なるが如し」っていうことわざは、本当に勇気のある人は、落ち着いていて、無理に他の人と争ったりしないから、一見するとちょっと臆病に見えるかもしれないという意味だよ。

例えばね、クラスでいつも静かにしていて、けんかをしない子がいるとしよう。それがただの臆病者だと思うかもしれないけど、もし大変なことが起こったときに、その子が一番に立ち上がって行動するとしたら、それが「大勇」なんだよ。

「大勇」は本当の勇気、つまり、必要なときにしっかりと行動できる力のことを指すんだ。「怯」は臆病、つまり、ちょっとしたことでビビってしまうような性格を指すよ。

だから、「大勇は怯なるが如し」っていうのは、本当の勇者は普段は静かで、他人と争わないけど、大事なときにはしっかりと立ち上がることができる、ということを教えているんだね。それはつまり、「見かけに惑わされず、本当の勇気とは何かを理解しよう」っていう大切な教えを伝えているんだよ。

「大勇は怯なるが如し」の使い方

健太
駅で暴れている人がいたから、強そうな人に声をかけたら実は弱虫さんだったんだ。
ともこ
人は見かけで判断できないわよね。
健太
ひょろっとして弱そうな人が、てきぱきと警察に連絡して周りの人を避難させていたんだ。
ともこ
それこそ大勇は怯なるが如しね。的確な行動だわ。
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「大勇は怯なるが如し」の例文

例文
  1. 上司に諫言してもめるのは、一概に勇気とは言えない。大勇は怯なるが如しだ。
  2. 正面からぶつかって争うことばかりが勇気ではない。大勇は怯なるが如しといい、むやみに争わず解決方法を見つけることこそ真の勇気である。
  3. 愚か者ほど武力を誇示し、戦争で解決しようとする。大勇は怯なるが如しという言葉を知らないのだろう。愚かだから。
  4. 先輩に「あんた、間違っているよ」っていった健太くんは勇者ではない。大勇は怯なるが如しといい、本当に勇気がある人は、争いに発展するようなことはしない。
  5. 大勇は怯なるが如しといい、むやみやたらに喧嘩を売るのは匹夫の勇で勇気とは言えない。

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