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【多々益々弁ず】の意味と使い方や例文(出典・英語訳)

多々益々弁ず

「多々益々弁ず」の意味(出典・英語訳)

意味
【ことわざ】
多々益々弁ず

【読み方】
たたますますべんず

【意味】
多ければ多いほど巧みに処理することができる。才能ある者のはたらきをいう。転じて、多ければ多いほど都合がいい。

ことわざ博士
「多々益々弁ず」という言葉は、一つ目の意味として「多ければ多いほどうまく処理する」ということで、手腕や才能がすぐれていて、物事を多く抱えても余裕を持って対応できる人のさまを表しているんだ。

二つ目の意味としては、単純に「多ければ多いほどよい」ということで、豊富な資源や多くのものがあればあるほど良いという考えを示しているんだよ。

助手ねこ
おお、そんなんめっちゃええやんか。一つ目は、どんだけ忙しくてもバリバリこなせる人のことを言うんやね。なんぼ仕事が山積みでも、それをすいすいと処理する才能や手腕がある人やな。

それに対して二つ目は、もっとシンプルに「たくさんあるほうがええ」ということやね。資源もお金も情報も、多ければ多いほど有利やっていう考えや。多々益々って、字のごとく、たくさんあるほうが益々良いってことやね。

【出典】
漢書・韓信伝」から。韓信が漢の高祖と用兵の能力について語りあった際の言葉。

【英語訳】
It is convenient if there are more things.

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「多々益々弁ず」の解説

カンタン!解説
解説

「多々益々弁ず」ということわざは、基本的に「多ければ多いほど良い」という意味や、「たくさんあるものを、さらにうまく扱うことができる」という意味を持っているんだよ。

  1. 最初の意味では、たくさんのものや情報、仕事などがあっても、それを上手に処理することができる人の手腕や才能を称えるときに使うんだ。たくさんのことを同時にうまくこなせる人は、本当に余裕があってすごいよね。これは、多くのものを上手に扱うことができる人の優れた能力や、さまざまな状況に対応できる柔軟性を表しているんだ。
  2. 二番目の意味では、単純に「多ければ多いほどよい」ということ。たとえば、お金や幸福、知識など、たくさんあるほうが良いとされるものについて言うときに使われるよ。これは、量が多いことが、そのまま良い結果や満足感をもたらすという考えを示しているんだね。

このことわざは、たくさんのものをうまく処理できる能力や、たくさんあること自体が価値があるという考えを示していて、どちらも「多いことは良いことだ」というポジティブな意味合いがあるんだよ。

「多々益々弁ず」の使い方

健太
昨日の彼の働きはすばらしかったよね。
ともこ
彼がいなければ、あれほどの大人数をまとめることはできなかったと思うわ。
健太
本当にそうだと思うよ。
ともこ
彼の管理能力は、多々益々弁ずということね。
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「多々益々弁ず」の例文

例文
  1. 多々益々弁ずだ。この際一挙に社員を増やすことにしよう。
  2. 彼女の管理能力は、多々益々弁ずというところがあって素晴らしい。
  3. 彼は大勢の人をまとめる能力が抜群に優れている。多々益々弁ずということだろう。
  4. 次の戦にはできるだけ多くの人を集めなければならない。多々益々弁ずだよ。
「多弁」という意味で使うのは誤りなので注意が必要。
「彼は多々益々弁ずというように、話を続けている。」と使うのは誤り。

まとめ

「多々益々弁ず」と答えた韓信という人物は、とても自信にあふれていたのではないでしょうか。
そして、その韓信に劉邦が「それではなぜ私の下にいるのか」と尋ねたところ、韓信は「私は兵の上に立つことができますが、陛下は将の上に立つことができます」と答えたとされています。
韓信は、自分の立場をわきまえていて、そこでしっかりと能力を発揮する素晴らしい家臣だったのではないでしょうか。


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