【ことわざ】
叩けば埃が出る
【読み方】
たたけばほこりがでる
【意味】
見た目はわからなくても、細かく調べてみると、悪いところが出てくるということ。
【語源・由来】
ほこりは目に見えないが、どんな物でもたたいてみれば、ほこりが出てくるということから。
【類義語】
・叩けば埃が立つ
・新しい畳でも叩けばごみが出る
・垢はこするほど出る
【英語訳】
Every man has his weak side.
Many without punishment, but none without fault.
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「叩けば埃が出る」の使い方
この事件の犯人は、きっと彼らの中にいると思うんだ。
だけど、花瓶が割れた時には、みんなアリバイがあるのよね。
そこが怪しいと思っているんだ。もっと調べたらきっとなにか証拠が出てくると思うよ。
叩けば埃が出るというものね。
「叩けば埃が出る」の例文
- この件に関しては、きっと叩けば埃が出るだろう。
- 野球部のキャプテンで女子からも人気の鈴木くんは、一年生のときはいじめっ子だったらしい。叩けば埃が出てくるのではないだろうか。
- これから証拠を探すことになるけれど、叩けば埃が出ることは間違いない。
- 彼はなにも欠点がないと思われているけれど、叩けば埃が出ると思う。
- あの男は叩けば埃が出るに違いない。
【注意!】間違った例文
❌「叩けば埃が出るというように、きっと彼にも長所があるはずだ。」
良い結果がでるという意味で使うのは誤りなので、注意が必要。
「叩けば埃が出る」の文学作品などの用例
妻のほうはとにかく、夫のほうは、たたけばたたくほど、いくらでもホコリの出そうな男なのである。(太宰治の桜桃より)