「亭主の好きを客へ出す」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
亭主の好きを客へ出す
【読み方】
ていしゅのすきをきゃくへだす
【意味】
自分の好きなものは他人も好きに違いないと思ってしまうこと。
「亭主の好きを客へ出す」ということわざは、自分が好きなものを他人も同じように好きだと思い込んで、無理に勧めることを表しているんだ。
あぁ、そういうことか。自分が好きやからって、相手も好きやと思い込むんやな。でも、みんな人それぞれやから、自分が好きなものを無理に押しつけると、逆に迷惑かけちゃうこともあるんやろな。
相手の気持ちをちゃんと考えて、自分の好みを押しつけずに、人とのコミュニケーションを取ることの大切さを教えてくれてるんやな。
【語源由来】
客をもてなすとき、亭主の好きなものは客も好きだろうと思いだす意から。
【類義語】
・我が好きを人に振る舞う
【スポンサーリンク】
「亭主の好きを客へ出す」の解説
カンタン!解説
「亭主の好きを客へ出す」っていう言葉は、自分が好きなものを、他の人もきっと好きだろうと思って、無理に勧めてしまうことを言っているんだよ。
たとえばね、お父さんが大好きな柿の種を、お友達が遊びに来た時に、「これ、すごくおいしいから食べてみて!」って言って、お友達に勧めるけど、お友達は実は柿の種があまり好きじゃない場合があるんだ。
そんな時に、自分が好きだからといって、お友達にも好きだと思い込んで無理に勧めるのは、ちょっと失敗するかもしれないんだよね。
このことわざから学ぶべきことは、自分が好きなものを人に勧める時には、その人が本当に好きかどうか聞いたり、気を使ったりすることが大切だっていうことなんだ。自分の好みだけでなく、相手の好みや気持ちにも配慮することが、もっと素敵なおもてなしにつながるよ!
「亭主の好きを客へ出す」の使い方
うわー。メロンが出た。
ここの御主人はメロンが好きなのよ。メロンは高いし、誰にでも喜ばれると思っているの。
亭主の好きを客へ出すってやつだね。メロン、好きじゃないんだよね。
ここは我慢して、おいしそうに食べちゃいましょう。
【スポンサーリンク】
「亭主の好きを客へ出す」の例文
- 他人の家に遊びに行くと何が嫌って、亭主の好きを客へ出すのが嫌だ。
- 亭主の好きを客へ出すことで、客に嫌な思いをさせないよう、前もって好きなものを聞いておく。
- 亭主の好きを客へ出すのは真のもてなしにならないし、客がアナフィラキシーショックで救急搬送されることもある。
- 自分が好きなものはみんなもおいしいと感じるはずだと、亭主の好きを客へ出すのはよくあることだ。
- 亭主の好きを客へ出すというが、訪問先で苦手なエスニック料理が出た。エスニックが流行っているが、みんながみんなエスニック好きだと思わないでほしい。