【ことわざ】
轍鮒の急
【読み方】
てっぷのきゅう
【意味】
さし迫った危険・困窮。
【語源・由来】
「轍鮒」は、轍の水たまりにいるフナ。水たまりにいるフナが、水がなくなり死にそうになっていることから。
【出典】
「荘子」
【類義語】
・焼眉の急(しょうびのきゅう)
・尻に火がつく(しりにひがつく)
【英語訳】
英語訳はありません。直訳的な用語としては imminent danger 危機的な状態を表現するのであれば It is a brink of whether it dies or to live. という英語があります。
「轍鮒の急」の使い方
どうしよう宿題忘れてきた。
またなの、先週もわすれたでしょ。先生の怒る顔が見えるようだわ。健太君には轍鮒の急ね。
意味わかんない。なにそれ。
お尻に火がついてるんでしょ。消せないと思うけど。
「轍鮒の急」の例文
- 何をおいてもまずその処置をしなければ、轍鮒の急だ。
- うちの会社が危ないのはうすうす承知していますが、何が轍鮒の急なのか我々社員が理解していないのが最大の問題だと思います。
- 我が家にとってみれば所得税対策が轍鮒の急です。
まとめ
よくある話です。困って居る人の状況は分からないものです。轍鮒の急。何に困っているのか、どこまで信じていいのか、どう対応するのが良いのか本当に難しい課題です。