「羝羊藩に触る」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
羝羊藩に触る
【読み方】
ていようまがきにふる
【意味】
力不足なのにむやみに突進すると、抜き差しならない状態に陥ること。
「羝羊」は、雄の羊。「藩」は、竹や柴などの目の粗い生垣。
「羝羊藩に触る」という表現は、自分の力が足りないのに軽率に突進し、結果として困難な状態に陥ることを言うんだ。
あぁ、要するに、力不足なのに大胆に突っ走った結果、大変なことになるってわけやな。
自分の力量をようく見極めずに行動すると、結局は詰まるところで困るってこと。この言葉は、計画的に行動することや、自分の能力を正しく理解する重要性を教えてくれてるんやな。
【出典】
「易経」
【語源由来】
雄の羊が生垣に頭を突っ込み、角をひっかける意から。
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「羝羊藩に触る」の解説
カンタン!解説
「羝羊藩に触る」っていうことわざ、ちょっと難しそうに聞こえるかもしれないけど、簡単に言うと、自分ができる力以上に無理して突っ込むことで、最後には困ってしまう、っていう意味なんだよ。
例えばね、小学生の君が、大人と同じように重い荷物を運ぼうとして、結局は自分の力じゃ運べなくて困ってしまうようなことだよ。自分ができることをよく考えずに無理に挑戦すると、結局は苦しい思いをするっていうことなんだね。
この言葉の元になったのは古い占いの本で、雄の羊(羝羊)が生垣(藩)に突っ込んで角が取れなくなるという話から来ているんだ。つまり、その羊は無理に突っ込んだ結果、角が取れなくなってしまい大変なことになった、っていう教訓なんだよ。
だから、このことわざは、自分の力以上に無理すると、後で困ることになるよ、と教えてくれる言葉なんだね。無理せず、自分に合ったやり方やペースで物事を進めることが大切だよ。
「羝羊藩に触る」の使い方
準備が不十分だけどやってみればいいか。
羝羊藩に触るっていうわよ。健太くんのような能力のない人が、むやみに突進すると大変なことになるかも。
失敗してやりなおしに結局時間がかかるくらいなら、前もっと準備をした方がいいね。
しっかり準備をしてから始めましょう。
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「羝羊藩に触る」の例文
- 愚か者は羝羊藩に触ることが多く、彼らは匹夫の勇の持ち主だ。
- 彼は向こう見ずな所があり、羝羊藩に触るようなことをしてひどい目にあった。
- 若いころは、後先考えず羝羊藩に触ったものだ。しかし、その経験のおかげで今がある。
- 模擬試験でF判定が出ていたのに無謀なチャレンジをしたため、お金が無いのに浪人生活で羝羊藩に触ることとなった。
- 自分にできるかどうか考えずに無謀なことをして、羝羊藩に触り頭を抱えることとなる。