【ことわざ】
点滴石を穿つ
【読み方】
てんてきいしをうがつ
【意味】
努力が持続することの大切さを説く言葉。自他を励ますときにも、功績を称するときにも使う。
【語源・由来】
雨垂れが長い間には石にも穴をあけてしまうように、非力でも根気よく続ければ必ず成功するということ。
【出典】
「漢書」
【類義語】
・蟻の思いも天に届く(ありのおもいもてんにとどく)
・石に立つ矢(いしにたつや)
・塵も積もれば山となる(ちりもつもればやまとなる)
・思う念力岩をも徹す(おもうちからいわをもとおす)
【英語訳】
Constant dripping wears away the stone.
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「点滴石を穿つ」の使い方
漢字を覚えるのは不得意なんだな。
全部に覚えようとするからよ。毎日ふたつみっつ覚えるつもりでやってみたらどうかしら。
それならできそだね。
点滴石を穿つ、半年続けば漢字テストは満点よ。
「点滴石を穿つ」の例文
- 毎日20分間歩くことを続けていたら体重が5キロも減りました。点滴石を穿つ、継続が大切ですね。
- 短い時間でいいので毎日技術向上のための研修をしましょう。今すぐ効果は期待できませんが、点滴石を穿つと言われるように必ず大きな成果を生み出します。
- 一円を馬鹿にしないで貯金することが大事です。点滴石を穿つの例もありますからきっと将来良かったと思いますよ。
- 点滴石を穿つというのは分かっているのだけれど、続けるのが難しいのです。
まとめ
昔の歌で千里の道も一歩からという歌詞がありました。ここからは見えない遙(はる)か彼方(かなた)の目的地に行くためには、止まっていては絶対に到着することはできません。一歩ずつ足を進めれば誰でもいつかは到達できます。途中で休んでもいいでしょう。人それぞれの努力の仕方がありますからね。継続は力なり、そうすれば誰でも点滴で石を穿つことができます。