「筳は以て屋を持すべからず」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
筳は以て屋を持すべからず
【読み方】
ていはもっておくをじすべからず
【意味】
適材適所に用いなければならない。
例えば、箸で釘を打ったりとか、そういう無理な使い方はせん方がええってことや。適材適所、ちゃんとした使い方を心がけなアカンなぁ。それが大切やで。
【出典】
「淮南子」
【語源由来】
小さなかんざしで屋根を支えることは難しいが、かんざしにはかんざしとしても用途がある。
「筳は以て屋を持すべからず」の解説
「筳は以て屋を持すべからず」っていう言葉があるんだよ。これはちょっと難しい言葉かもしれないね。「筳」っていうのは小さなかんざしのことだから、それで屋根を支えることはできないよね?
これは、物事にはそれぞれ適切な場所や役割があるってことを教えているんだ。例えば、箸でお汁をすくうのは難しいけど、お寿司を食べるのにはちょうどいいよね。反対に、スプーンでお寿司を食べるのはちょっと変だけど、お汁をすくうのにはぴったりだよ。
この言葉は、物や人それぞれが持っている能力や特性を正しく理解して、最も適した場所で使うべきだと教えているんだ。だから、自分が何が得意で何が苦手かを知って、最も活躍できる場所で頑張ることが大切だっていうことなんだよ。
「筳は以て屋を持すべからず」の使い方
「筳は以て屋を持すべからず」の例文
- 作業を迅速に終えるために、筳は以て屋を持すべからずだ。
- その人の能力を知り、筳は以て屋を持すべからずを心掛けることが上司のつとめだ。
- 好き嫌いで人事を決めたらだめだろう。会社のことを思うならば、筳は以て屋を持すべからずだ。
- 筳は以て屋を持すべからずと考え、適材適所に人事異動する。
- 筳は以て屋を持すべからずのごとく才能に見合った部署に社員を働かせることで、社員自身が輝き、働く意義を見出し、業績アップにつながる。