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「天句践を空しゅうすること莫れ、時に范蠡無きにしも非ず」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
天句践を空しゅうすること莫れ、時に范蠡無きにしも非ず
【読み方】
てんこうせんをむなしゅうすることなかれ、ときにはんれいなきにしもあらず
【意味】
天は句践を見捨てるようなことはしない、時がくれば范蠡のような忠臣が現れ助けてくれる。
ちょうど昔話の勾践王が困った時に、范蠡(はんれい)みたいな忠臣が助けに来た話やね。つまり、ほんまにがんばっている人には、いつか助けが現れるってこと。これは、めげずに努力せなあかんってことやな!
【出典】
「太平記」
【語源由来】
呉に負けた越王句践が、范蠡の助け借りて越の国を再興し、呉を破った故事を踏まえ、南北朝時代、児島高徳 (こじまたかのり) が隠岐に流された後醍醐天皇に、自分の心中を伝え励ますため桜の幹に書いたという詩句による
「天句践を空しゅうすること莫れ、時に范蠡無きにしも非ず」の解説
「天句践を空しゅうすること莫れ、時に范蠡無きにしも非ず」っていう言葉は、昔のお話から来ているんだ。これは、どんなに厳しい状況でも、諦めずに努力し続ければ、いつかは助けが来て、夢が叶うっていう意味なんだよ。
勾践(こうせん)っていうのは、昔、中国の越という国の王様で、最初は敵に負けてしまったんだ。でも、諦めずに頑張り続けたら、范蠡(はんれい)っていう忠臣が助けに来て、最後には敵を倒すことができたんだよ。
この言葉は、日本の昔の人、児島高徳が使った詩句から来ていて、自分の夢を叶えたいという強い気持ちを表しているんだ。
だから、この言葉を知っていれば、自分が目標に向かって頑張る力にもなるかもしれないね。とにかく諦めずに、自分の夢に向かって努力し続けることが大切だよ、っていう教えが込められているんだ。
「天句践を空しゅうすること莫れ、時に范蠡無きにしも非ず」の使い方
「天句践を空しゅうすること莫れ、時に范蠡無きにしも非ず」の例文
- そんなに落ち込まないで。天句践を空しゅうすること莫れ、時に范蠡無きにしも非ずだ。
- 一人ぼっちじゃないよ。天句践を空しゅうすること莫れ、時に范蠡無きにしも非ずというように、いずれ助けが現れる。
- 八方塞がりに思えるかもしれないが、天句践を空しゅうすること莫れ、時に范蠡無きにしも非ずというから頼りになる人が出現する時がくる。
- 背水の陣だが失望するな。天句践を空しゅうすること莫れ、時に范蠡無きにしも非ずという。助っ人が現れるだろう。
- 苦しい現状を打破できずにいるようだが、天句践を空しゅうすること莫れ、時に范蠡無きにしも非ずというように何とかなるはずだ。