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【天に向かって唾を吐く】の意味と使い方や例文(類義語)

天に向かって唾を吐く

「天に向かって唾を吐く」の意味(類義語)

意味
【ことわざ】
天に向かって唾を吐く

【読み方】
てんにむかってつばをはく

【意味】
天に向かって唾を吐くと、それが自分の顔にかかってくるということから、他人に危害や損害を与えようとして、かえって自分がひどい目に遭うたとえ。

ことわざ博士
「天に向かって唾を吐く」ということわざは、天を仰ぎながら唾を吐く行為から来ているんだ。

つまり、他人を傷つけようとすると、かえって自分自身が傷つく結果になる、という教訓を伝えているんだね。

助手ねこ
なるほどなぁ、つまりは「自分がしたことは自分に返ってくる」ってことやな。空に向かって唾を吐いたら、それが自分の顔に落ちてくるやろ? それと一緒で、人に悪いことをすれば、最終的には自分が損をするってことやね。

人を傷つけると、いつか自分も傷つくってわけや。だから、人にはいつも親切にすることが大事やね。自分にもいいことが返ってくるようになるんや。

【類義語】
・仰いで唾を吐く
・天を仰いで唾する
・天に唾する

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「天に向かって唾を吐く」の解説

カンタン!解説
解説

「天に向かって唾を吐く」ということわざは、他人に悪いことをしようとすると、結果的に自分自身にその悪影響が返ってくるという意味の言葉だよ。

この表現は、文字通りには上を向いて唾を吐くと、その唾が重力に従って自分の顔に落ちてくるという状況から来ているんだ。このことから、他人に対して悪意を持った行動を取ると、最終的には自分自身がその被害を受けるという教訓が込められているんだね。

平成26年度の文化庁の「国語に関する世論調査」によると、「天に唾する」を「人に害を与えようとして、結局自分に返ってくるような行為をすること」として理解している人が多いことが分かったんだ。しかし、一部の人は「自分より上位の存在を冒涜する行為をすること」という意味で使っているみたいだね。

このことわざは、他人に対する悪意や悪行が結局は自分に不幸をもたらすということを教えてくれるんだ。だから、他人に対して何か行動を起こす前に、その結果がどうなるかをよく考えることが大切なんだね。

「天に向かって唾を吐く」の使い方

ともこ
健太くん、何をやっているの?
健太
この大きな石が邪魔だから、家の前の川に捨てているんだよ。
ともこ
それは、天に向かって唾を吐くようなものよ。そんな大きな石を川に捨てたら、川がせき止められてあふれ出て、健太くんの家が水浸しになるわよ。
健太
それは大変だ!

「天に向かって唾を吐く」の例文

  1. 僕がこれまでにしたことも、これからしようとしていることも、天に向かって唾を吐くものでは断じてないので、愚かな真似をしたという気持ちは湧いてこなかった。
  2. 誰かをいじめるという事は、天に向かって唾を吐くようなもので、いつか自分がもっとひどくいじめられる立場になるかもしれませんよ。
  3. 彼の足を引っ張るなんて、天に向かって唾を吐く行為で、自分の足を引っ張ることになるわよ。
  4. 君のやっていることは、天に向かって唾を吐くようなもので、自分を貶めることになりますよ。
  5. 人の文句ばかり言っていると、天に向かって唾を吐くもので、後々、自分が困ることになると思います。

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