「天子に戯言無し」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
天子に戯言無し
【読み方】
てんしにぎげんなし
【意味】
天子は冗談や嘘を言わない。天子が一旦口にしたことは、大きな意味をもつ。
「天子に戯言無し」ということわざは、天子、つまり非常に高い地位の人は、軽々しく冗談のような言葉を言うことはない、という意味を持っているんだよ。
あ、そうかいな。大きな役職の人や、大事な立場にいる人は、冗談や適当なことを言わないってことやな。
その人の言葉には意味があって、それがそのまま行動になるんや。だから、ちゃんと考えて言うんやろな。重要な役割を持つ人は、言葉も慎重に選ばんとあかんってことやね。
【出典】
「史記」
【類義語】
・綸言汗の如し
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「天子に戯言無し」の解説
カンタン!解説
「天子に戯言無し」という言葉、これは少し難しいかもしれないけど、大切なことを教えてくれる言葉なんだよ。
「天子」というのは、昔の中国で皇帝のことを指していたんだ。皇帝は国を治める大切な立場にいたから、冗談やふざけた言葉(戯言)を口にすることが許されなかったんだよ。
この言葉の意味は、大切な立場にいる人、または大切なことをする人は、冗談やふざけた言動をしないということなんだ。
たとえばね、先生がクラスで授業をしているときや、お父さんお母さんが仕事で大事な会議をしているときなど、その場の重要さに合わせて、真剣に取り組む様子を指すんだよ。
君も、学校のテストやスポーツの大会など、大切なことがあるときは、真剣に取り組んでね。ふざけたり冗談を言ったりするのは、楽しい時間や友だちと遊ぶときだけにして、大切なことには一生懸命取り組むんだよ。そうすることで、目標に向かって成長することができるんだよ。
「天子に戯言無し」の使い方
天子に戯言無しっていうのに、政治家は失言が多いね。
言葉に気をつけないといけないのにね。
政治家の資質のない人間が多いんだろうね。
そんな人ばかりでこの国の未来が心配だわ。
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「天子に戯言無し」の例文
- 政治家は嘘つきだ。本来は、天子に戯言無しなのに。
- 天子に戯言無しというから嘘はつけない。なので「記憶にございません」という。
- 人の上に立つものは、天子に戯言無しというように戯言は一切言ってはいけない。
- 天子に戯言無しというから、僕は冗談は言わないことにしている。
- 冗談は口だけにしろと言うが、天子に戯言無しというから冗談を口にすることすらしない。