「立て板に水」の意味とは?(類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
立て板に水
【読み方】
たていたにみず
【意味】
つっかえることなく、すらすらと流れるように話すこと。
【類義語】
・一瀉千里
・懸河の弁
・竹に油を塗る
・戸板に豆
【対義語】
・横板に雨垂れ
【英語訳】
・Your tongue runs nineteen to the dozen.
・To speak nine words at once.
「立て板に水」の語源由来
【語源由来】
立てた板に水を流すと、よどみなく流れていくことから。
「立て板に水」という言葉、これは「立ててある板に水が流れる様子」を意味しているんだ。そのイメージを持って、ちょっと考えてみてほしい。板を立てて、その上から水をザーっと流すと、水はどうなるかな?そうだね、水はすーっと流れ落ちていくよね。
そのままの流れる水の様子を、人が話をする様子に比べたのがこの「立て板に水」の表現なんだ。だから、この言葉は、「誰かが話をすらすらと、とまどうことなく話し続ける様子」を指しているんだよ。
でもね、この表現を「何も意味がない、何の張り合いもない」っていう風に使うのは間違いなんだよ。なぜなら、「立て板に水」は元々、水が自然に流れる様子を表す言葉だからだよ。つまり、「何も意味のない行為」を指す言葉ではないんだ。
話がすらすらと出てくるのはいいことだけど、相手の意見を尊重したり、話を聞く時間を作ることも大事だよ。だから、「立て板の水」のように話すことも大切だけど、他の人の話もちゃんと聞くようにしようね!
「立て板に水」の使い方
「立て板に水」の例文
- スーパーマーケットで見かけた実演販売のお兄さんの口調は、まさに立て板に水だった。
- いつもは立て板に水のように話す彼女が、今回ばかりは沈黙を貫いている。
- 彼は立て板に水の口調で、相手の話の矛盾点を次々に指摘し始めた。
- 演壇に姿を現した会長は、立て板に水の如く、一気に話をし始めた。
- 私は、相手の論述の、立て板に水のスピードに困惑してしまった。