「所で吠えぬ犬はいない」の意味(語源由来)
【ことわざ】
所で吠えぬ犬はいない
【読み方】
ところでほえぬいぬはいない
【意味】
気が弱い者も、自分の家では威張っているということ。
「我が門で吠えぬ犬なし」ともいう。
「所で吠えぬ犬はいない」ということわざは、たとえそれが弱い者であっても、自分の地盤や縄張りには自信を持って振舞い、強く出るという意味だよ。
縄張り意識って、人も動物も共通やね。
自分のテリトリーで誰かが侵入してくると、犬も人も警戒するやろうし、そこで力を示したくなるもんや。自分の家や場所にはやっぱりプライドがあるんやね!
【語源由来】
弱い犬でも飼われている家のまわりでは吠え立てているところから。
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「所で吠えぬ犬はいない」の解説
カンタン!解説
「所で吠えぬ犬はいない」っていう言葉はね、たとえば、外で見かける犬がおとなしいとしても、その犬が自分の家や自分のテリトリーにいる時は、しっかりと吠えて守ろうとするってことを言ってるんだよ。
例えば、学校や外でおとなしくて弱いと思われている子でも、自分の家ではしっかりと意見を言ったり、自分のものを守ったりすることがあるよね。それと同じで、この言葉は「自分の場所や自分のものを守るためには、どんなに弱い者でも力を出す」という意味なんだ。
だから、人は自分の大切な場所やものを守るために、意外と強くなれるものだってことを、このことわざは教えてくれているんだよ。
「所で吠えぬ犬はいない」の使い方
お弁当にピーマンを入れるなって言っているのに、母さんってば…。
所で吠えぬ犬はいないっていうけど、外では弱気な健太くんが家では強気なのね。
母さんにしか強気に出れないからね。
情けなーい。
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「所で吠えぬ犬はいない」の例文
- 父は内弁慶で、所で吠えぬ犬はいないように威張っている。
- 外ではぺこぺこしているのに、所で吠えぬ犬はいないように家庭内では怒鳴りちらす。
- 彼は学校では陰キャで大人しいが、所で吠えぬ犬はいないというように家に帰ると自己主張が激しい。
- 所で吠えぬ犬はいないように、仲間の前では強気の姿勢をとるが、一歩テリトリーから出ると弱気で内気な人間に豹変する。
- 娘は所で吠えぬ犬はいないのごとく、家の中では王女様のようにふるまう。