「所の法に矢は立たぬ」の意味(類義語)
【ことわざ】
所の法に矢は立たぬ
【読み方】
ところのほうにやはたたぬ
【意味】
その場所で定められたことは、たとえ不合理なものでも従うしかないということ。
「所の法に矢は立たぬ」ということわざは、それぞれの地域や場所に固有の習慣やルールがあって、それには逆らえないという意味があるんだよ。
なるほどな。それは、「どこか違うところに行ったら、そこのルールには従うしかない」ってことやな。
たとえば、自分が正しいと思ってても、現地の風習や慣習には逆らえへんってことや。自分が行く場所のルールを尊重することの大切さを教えてくれるわな。
【類義語】
・郷に入りては郷に従う
・里に入りては里に従う
・国に入ってはまず禁を問え
・門に入らば笠を脱げ
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「所の法に矢は立たぬ」の解説
カンタン!解説
「所の法に矢は立たぬ」っていう言葉は、それぞれの場所や土地には独自のルールや習慣があって、たとえそれが他の場所とは違ったり、少し変だと思っても、その場所ではそれが正しいとされているから、従うしかないんだよ、っていう意味なんだ。
例えばね、旅行で遠くの町に行ったとき、その町の人たちが変わった習慣やルールで行動してるのを見かけたら、「うーん、これはちょっと変だな」と思うかもしれないけど、でもその町ではそれが普通なんだよ。だから、外から来た人は、その土地のルールに従うのがマナーなんだ。
この言葉は、新しい場所や文化に触れるときに、柔軟に考えて、その場所のルールや習慣を尊重することの大切さを教えてくれるよ。違う文化や習慣を受け入れることで、もっとたくさんのことを学べるし、人との関わりも深まるんだよ。
「所の法に矢は立たぬ」の使い方
田舎に移住した人の多くが、その土地独自のルールに苦しむんだって。
所の法に矢は立たぬっていうから、従うしかないわよね。
それじゃあ、過疎化は止まらないよ。
それも仕方ないわね。過疎化を食い止めるよりも、自分たちのルールを変えたくない方を選んだんだから。
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「所の法に矢は立たぬ」の例文
- 郷に入っては郷に従えというし、所の法に矢は立たぬから、おかしいと思ってもその土地のやり方に従う。
- 所の法に矢は立たぬと思い、現地の人の言う通りにしていたらまんまと騙された。旅には下調べが欠かせない。
- この業界でセクハラは当たり前。所の法に矢は立たぬと言われても、私は泣き寝入りせず訴える。
- 田舎ほど、その土地の謎ルールがあるものだが、所の法に矢は立たぬから渋々そのルールに則って行動する。
- 所の法に矢は立たぬというが、裸族の集落だからと言って裸になるのは嫌だ。