【ことわざ】
年寄りは家の宝
【読み方】
としよりはいえのたから
【意味】
経験の豊かな年寄りは何でもよく知っているため、宝物のような存在だという事。そのため、大切にするべきであるという事。
【類義語】
・年寄のある家には落度がない
【対義語】
・年寄と仏壇は置き所がない
・持仏堂と年寄は置き所無し
【英語訳】
・Old person is treasure of the houses.
・The elderly person is valuable at home.
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「年寄りは家の宝」の使い方
先日、僕のおじいちゃんが還暦を迎えて、お祝いをしたんだ。
それはめでたいわね。君は昔からおじいちゃんっ子だと言っていたものね。
そうなんだよ。昔から色んな事を教えてくれて、本当に尊敬できる人なんだ。
まさに、年寄りは家の宝だね。そんな高齢者にわたしもなりたいわ。
「年寄りは家の宝」の例文
- 祖母から戦争の話を聞くたびに、年寄りは家の宝だと思う。
- この辺りの土地柄は父よりも祖父の方が詳しい。年寄りは家の宝である。
- 年寄りは家の宝なのだから、君も祖父母を大切にして労るべきだと思うよ。
お年寄りを敬うこのことわざから連想されるのが、「敬老の日」ですね。敬老の日とは、9月第3月曜日にある国民の祝日のひとつです。『国民の祝日に関する法律・第2条』のなかで「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としていると記されています。兵庫県多可郡野間谷村にて、「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という目的のもと、1947年の(農閑期で日柄の良い)9月15日に村主催の「敬老会」を開催したのが「敬老の日」の始まりであるとされています。まさに、「年寄りは家の宝」とされていたわけです。