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【土佐船の錨】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

土佐船の錨

「土佐船の錨」の意味(語源由来・類義語)

意味

【ことわざ】
土佐船の錨

【読み方】
とさぶねのいかり

【意味】
よいものであっても、必要とするときになければ役に立たず意味がない。

ことわざ博士
「土佐船の錨」という言葉は、どんなに素晴らしいものでも、それが必要な時に手元にないと意味がない、ということを示しているんだよ。
助手ねこ
あー、つまり、どんなにええもの持ってても、ちょうどいい時にそれが使えへんかったら、全然意味ないってことやな。

例えば、最高の傘を持ってても、雨が降った日に家に忘れてきたらアカンやんな。必要なときにちゃんと役立てることが大事やな。

【語源由来】
昔、土佐の船は道具が粗末だったため、他国に入港する時体裁が悪く、よい錨は置いてきたと言い訳をして取り繕ったことから。

【類義語】
・土佐船の加賀麻かがあさ

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「土佐船の錨」の解説

カンタン!解説
解説

「土佐船の錨」という言葉や故事は、たとえ、どれだけ良いものを持っていても、それを使う適切なタイミングや場所がなければ、実際には役に立たないということを示しているんだ。

昔の話としては、土佐(今の高知県)の船は、他の場所に比べて道具があまり良くなかったんだ。だから、他の国や地域に船で入っていくとき、その船の道具や装備が粗末に見えることが恥ずかしいと感じることがあったんだよね。そんなとき、彼らは「実は、すごく良い錨(いかり)を持っているんだけど、今回は家に置いてきちゃった」という言い訳をして、自分たちの体裁を守ろうとしたんだ。

この話から、「土佐船の錨」という言葉や故事が生まれたわけだけど、これは「良いものを持っていても、それを使う適切なタイミングや場所がなければ意味がない」ということを教えてくれる言葉となっているんだよ。

「土佐船の錨」の使い方

ともこ
困ったなー。どうしよう。
健太
こういう時のために便利グッズを用意してあるんだ。あれっ。あれあれ?
ともこ
忘れてきたの?せっかく買っても、土佐船の錨じゃない。いつ使うの?今でしょ。
健太
今だね…。
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「土佐船の錨」の例文

例文
  1. 防災グッズの収納場所がわからなくなってしまったら、いざという時土佐船の錨だ。枕元に置いておいた方がいい。
  2. お守りを用意してあったのに、持ってくるのを忘れて土佐船の錨のようだ。神様も困っているだろう。
  3. スマホが高性能化しているといっても、持ち歩かなければ土佐船の錨でしかない。
  4. 栗の皮むきマシーンを注文したが、作業する日に到着せず土佐船の錨となった。でも、来年は大活躍するはず。
  5. 健太くんは優れた発明品をたくさん持っているが、片付けられない症候群なので、どこに何があるか分からず、いつも土佐船の錨になり役に立たない。

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