「鳥は高く飛びて以て矰弋の害を避く」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
鳥は高く飛びて以て矰弋の害を避く
【読み方】
とりはたかくとびてもってそうよくのがいをさく
【意味】
どんな人でも、迫りくる危険から身を守る術を知っている。
「矰弋」は、いぐるみ。矢に紐をつけて鳥を射る道具。
「鳥は高く飛びて以て矰弋の害を避く」ということわざは、どんな生き物や人でも、自分にとっての危険や困難から逃れる方法を知っている、という意味があるんだよ。
ほぉー、それはつまり、みんなそれぞれのピンチから逃げる方法を知ってるってことやな。
鳥も高く飛べば猟師の罠を避けられるし、人も自分の大変な状況をうまく乗り越える方法を持ってるわけや。なるほど、どんな困難でも工夫して対処する力が大切やな!
【出典】
「荘子」
【語源由来】
鳥は高いところを飛んで、いぐるみの矢に射られないよう避けているということから。
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「鳥は高く飛びて以て矰弋の害を避く」の解説
カンタン!解説
「鳥は高く飛びて以て矰弋の害を避く」っていう言葉は、どんな生き物でも、危険から自分を守るための方法やコツを知っている、っていうことを伝えているんだよ。
「矰弋」っていうのは、昔の人たちが使っていた特別な道具で、矢に紐がついていて、それを使って鳥を捕まえるためのものなんだ。でも、鳥たちは高く飛んで、この道具の届く範囲から逃げることで、自分たちを守っていたんだよ。
だから、この言葉は、みんなが自分の身を守るための方法を知っていて、それを使って生き抜く力があるっていうことを示しているんだ。人も動物も、生きていくための知恵や方法を持っているっていうことを教えてくれる言葉だね。
「鳥は高く飛びて以て矰弋の害を避く」の使い方
昔の人は、地震が起きたら津波を警戒して高台に逃げろってことを経験から知っていたのよね。
鳥は高く飛びて以て矰弋の害を避くように、危機管理能力が優れていたんだね。
現代人は、上司の許可がないと避難できなかったり、避難できたのにスマホで津波の映像を撮影していたり、危機管理がなっていないのよ。
鳥以下だね。
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「鳥は高く飛びて以て矰弋の害を避く」の例文
- 鳥は高く飛びて以て矰弋の害を避くものだから、神経を研ぎ澄まして生きていけば回避できる危険が多くなる。
- そんなに過保護にしなくても、本来、鳥は高く飛びて以て矰弋の害を避くように危機から脱する方法を知っているはずだ。
- ピンチだからと頭を抱える必要はない。鳥は高く飛びて以て矰弋の害を避くものだから、切り抜ける方法を思いつくはずだ。
- 何となくこの道を通ると危ない気がする。鳥は高く飛びて以て矰弋の害を避くというから、違う道を通ろう。
- 鳥は高く飛びて以て矰弋の害を避くというのに、健太くんはぼけっとしているからかよく災難に巻き込まれる。