「鳥疲れて枝を選ばず」の意味(語源由来)
【ことわざ】
鳥疲れて枝を選ばず
【読み方】
とりつかれてえだをえらばず
【意味】
生きていくために仕事を選んでいられないということ。
「鳥疲れて枝を選ばず」ということわざは、疲れた鳥がどんな枝でも休むように、人も生計を立てるためには好き嫌いせずに仕事を受け入れることがある、という意味だよ。
あー、なるほど。鳥がぐったり疲れてたら、どんな枝でもとりあえず休むわけや。それと同じで、生きていくためには、理想の仕事ばかりじゃなくて、手を出さなアカン仕事もあるんやな。
つまり、生活のためには選ばれる贅沢はできへんってことやね。
【語源由来】
鳥は飛び疲れると、どんな枝にも止まるという意から。
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「鳥疲れて枝を選ばず」の解説
カンタン!解説
「鳥疲れて枝を選ばず」っていう言葉は、人が困難な状況になると、選択の自由が少なくなることを教えてくれることわざだよ。
このことわざをもっとわかりやすく説明すると、鳥が長い時間飛び続けて疲れてしまったとき、どんな枝でも良いからとにかく休みたいと思うよね。そんな風に、疲れてしまった鳥は、良い枝、悪い枝を選ばずにどこにでも止まるんだ。
同じように、人も生活が困難になると、どんな仕事でも良いから生計を立てたいと思うことがあるよ。例えば、理想の仕事があるけど、すぐにはその仕事が見つからないとき、食べていくためには別の仕事を選ぶこともあるんだよね。
このことわざは、生活の中での選択の難しさや、理想と現実のギャップを感じることがあることを伝えてくれているんだ。理想の生活を追い求めるのは大切だけど、時には現実の中での選択も必要だよね。それを、鳥の行動を例にして教えてくれるわかりやすいことわざなんだ。
「鳥疲れて枝を選ばず」の使い方
兄さんが、仕事を選り好みして、なかなか就職しないんだよ。
鳥疲れて枝を選ばずっていうから、恵まれているんでしょうね。
親の脛をかじりまくっているよ。
いつまでもあると思うな親と金って知ってるのかなー。
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「鳥疲れて枝を選ばず」の例文
- 物価高騰で生活保護だけじゃやっていけない。鳥疲れて枝を選ばずというし、四の五の言ってられない。
- 生活のために、鳥疲れて枝を選ばずというから、嫌いな接客業をやってみることにした。
- 昔は夢や希望があったが、鳥疲れて枝を選ばずというようにどんな会社でも受けてみる。
- 鳥疲れて枝を選ばずというが、明日をも知れぬ身、仕事を選んでなどいられない。
- 貯金があるうちは好きな事ができていたが、底をつきそうな今、鳥疲れて枝を選ばず、雑用でもなんでもどんとこい。