「月を指せば指を認む」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
月を指せば指を認む
【読み方】
つきをさせばゆびをみとむ
【意味】
道理を説き聞かせても、本質を理解しようとしないで文字や言葉にこだわること。


月を見せようと指さしても、指ばかり見て、本当に見るべき月を見ないって感じか。そういうことを教えてくれてるんやな。
【出典】
「楞厳経」
【語源由来】
月を指さすと教えられた人は、月を見ないで指ばかり見るという意から。
「月を指せば指を認む」の解説
「月を指せば指を認む」っていうことわざは、大事なポイントを理解せず、細かい部分にばかり目を向ける、という意味だよ。
例えばね、先生が数学の問題を解説していて、「こうやって計算すると答えが出るよ」と教えてくれたとき、本当に理解するべきは計算の方法なんだよね。でも、「先生の字が汚いから読めない」っていう理由で、その大切な説明を聞かなかったら、それはまさに「月を指せば指を認む」だよ。先生が教えてくれた大切なポイント、つまり「月」を見るのではなく、些細なこと、つまり「指」にばかり目を向けてしまってるんだ。
だから、このことわざは、大切なことを見落とさないように、と教えてくれているんだよね。物事の本質を見つめて、大切なことをしっかり理解することが大事だっていうことを伝えているんだ。
「月を指せば指を認む」の使い方




「月を指せば指を認む」の例文
- 月を指せば指を認むようでは、いつまでたっても真の理解は得られない。
- 表面的なことばかり見て月を指せば指を認むのは、正しい姿勢とは言えない。
- 言葉に本質はない。月を指せば指を認むように、言葉の奥に本質が隠されているから、注意深く見聞きし、本質を捕らえよ。
- 月を指せば指を認むような聞き方をするから、君は理解できないんだ。
- 話し手のせいで理解できないのではなく、月を指せば指を認む彼が悪いんだ。























