「月夜の蟹」の意味(語源由来)
【ことわざ】
月夜の蟹
「月夜の蟹は身が薄い」ともいう。
【読み方】つきよのかに
【意味】
中身のない人のこと。頭の空っぽな人のこと。
「月夜の蟹」ということわざは、見かけばかりで中身がない、あるいは本質が伴っていない状態を指すんだよ。
ほんまにな、それはつまり「見た目ばっかりで中身がない」っていう意味やな。
月夜に蟹が痩せてるっていう話からきてるんやって。だから、見た目だけで中身のない人やものを見て「あれは月夜の蟹やな」って言うんやな。形だけの人やものを指すんやな、これは。
【語源由来】
月夜にとれるカニは身が少ないとされる。
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「月夜の蟹」の解説
カンタン!解説
「月夜の蟹」っていうことわざはね、見た目はちょっと立派そうに見えるけど、中身がほとんどない、空っぽっていう意味だよ。
元々の意味は、月明かりが明るい夜は蟹が出てきて餌を探さないから、身があまりつかないっていう意味だったんだ。だから、「月夜の蟹」は身が少ない蟹のことを指すんだけど、それが転じて、見た目だけで中身のないことを比喩するようになったんだよ。
例えばね、試験で100点取れるって自慢しているけど、実際にはほとんど勉強してない友達とか、見た目だけは立派なビルだけど中は全然使われていない建物とか、そういうのを指すんだよ。「月夜の蟹」っていうのは、見た目と中身が一致しない、実際よりも見栄を張っているっていうことを教えてくれることわざなんだよ。
「月夜の蟹」の使い方
あの人は頭が良さそうだね。
そう思うでしょう?でも月夜の蟹なのよ。
見掛け倒しなのか。
しゃべるとぼろが出るの。
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「月夜の蟹」の例文
- 彼は代々国会議員の家系の息子で、育ちは素晴らしいが月夜の蟹なんだ。
- 彼女の言葉はまるでポエムでかっこよさげに聞こえるが、月夜の蟹で中身は空っぽ。
- 健太くんの頭をふったら、カラカラ音がしそうなくらい月夜の蟹でお馬鹿さんです。
- こんなことも分からないとは、君は月夜の蟹なのか。
- 月夜の蟹の健太くんにまかせた私が馬鹿だった。私が、月夜の蟹なのかもしれない。