【ことわざ】
爪に火を灯す
【読み方】
つめにひをともす
【意味】
お金を節約すること。貧乏なこと。
【語源・由来】
ろうそくが買えないほど貧しいが、けちなので、爪をろうそくの代わりにして火をつけることから。
江戸時代に松江重頼により著された俳諧論書『毛吹草』の中には、704のことわざが収録されており、その中のひとつに「爪に火を灯す」が収録されています。
【類義語】
・
けちん坊の柿の種
・吝ん坊の柿の種
・袖から手を出すも嫌い
・出すことは舌を出すのも嫌い
・爪から火が出る
【英語訳】
・He will shave a whetstone.
・to lead a stingy life
・to scrimp and save
・to pinch pennies
・to light one’s fingernail (instead of a candle)
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「爪に火を灯す」の使い方
はあ、参ったなあ、あと2週間か。
どうしたの、深いため息なんかついちゃって。
この前なんだか当たると思って、宝くじを買ったんだけど外れちゃってね。次のお給料日まで爪に火を灯す生活だよ。
それはなかなか厳しいわね。生活費までつぎ込んじゃダメよ。
「爪に火を灯す」の例文
- 爪に火を灯す生活をすることで、風邪を引くなど健康に影響があっては意味が無いじゃないか。
- 母は若い頃まずしくて、爪に火を灯すようにして、お金をためたそうだ。
- あの頃は財布をすられて全財産を失ってしまったので、爪に火を灯していたようなものだ。
【注意!】間違った例文
❌「暗いので、爪に火を灯すような明かりで、読書をした。」
この使い方は間違い。わずかな明かりでということではない。