「土に灸」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
土に灸
【読み方】
つちにきゅう
【意味】
いくらやっても効果がなく無駄なこと。
ああ、それはつまり、「やってもやっても、まるで効果がない」ってことやな。
例えば、川に石を投げ続けても、川の流れは変わらんわな。このことわざは、何の効果もない行為の無駄さを教えてくれてるんやな。
【語源由来】
土に灸をすえても効果がないことから。
【類義語】
・石に灸
・擂鉢へ灸をすえる
・糠に釘
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「土に灸」の解説
カンタン!解説
「土に灸」っていうことわざはね、どんなにやってみても結果が出ない、全く無意味なことを比喩的に言うんだよ。
例えばね、朝早く起きる練習をしても、どうしても寝坊してしまう、または、長時間勉強しても全然テストの点数が上がらないといった状況を指すんだよ。そういう状況を「土に灸」っていう言葉で表現することがあるんだ。
「灸」っていうのは、体の特定の部分に熱を加えて病気を治す治療法の一つだよ。「土に灸」っていうのは、その灸を土に当てても、当然、何も効果はないんだよね。だから、これを無駄なこと、効果がないことのたとえとして使うんだよ。
つまり、「土に灸」ってことわざは、「いくらやっても効果がないこと、無意味なこと」っていう意味なんだ。
「土に灸」の使い方
先月からジムに通い始めたんだよ。
へえ。土に灸ね。何にも変わらないんじゃない。
そんなことないよ。ちょっとたくましくなったんだよ。
じゃあ、運動会が楽しみね。
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「土に灸」の例文
- 生まれ持っての天才にはどう頑張ってもかなわないし、努力しても土に灸だ。
- 健太くんに何を言っても暖簾に腕押しで、土に灸で時間の無駄だ。
- 近代医学を学んだ医師として、民間療法を施しても、土に灸で病は治らないと考える。
- 聞く耳を持たないものに正論を説いても、土に灸だ。
- 徒労に終わって、土に灸だったと嘆息するのは嫌だ。
例えば、何度も繰り返してやっても結果が変わらないようなことに使われる表現なんだ。