【ことわざ】
雪は豊年の瑞
【読み方】
ゆきはほうねんのしるし
【意味】
「瑞」とは、前兆・前ぶれの意味。大雪が降ったということは、米や麦などの収穫が多い豊作を迎える前兆だという意味。
【語源・由来】
「万葉集・三九二五」に「新しき年の初めに豊の年しるすとならし雪の降れるは」とある。 稲作にはたくさんの水を必要とするので、雪が多い年には、山に降り積もった雪の雪解け水が豊富なため、干害の心配がなく豊作が見込まれることから。
【類義語】
・雪は豊年の例
・雪は豊年の貢物
・大雪に飢渇なし
・大雪は豊作の兆し
・雪の多い年は麦は豊作
・雪は五穀の精
【対義語】
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【英語訳】
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「雪は豊年の瑞」の使い方
冬は、おばあちゃんの家に屋根の雪下ろしの手伝いに行くんだ。
それは大変ね。屋根から落ちないように気を付けてね。
うん。雪下ろしも、雪かきも大変だけど、雪は豊年の瑞っていって、農業をやっている人には喜ばしいことなんだよ。
梅雨の雨みたいなものなのね。最近、天候が読みにくくて、四季の境目もなくなってきているけど、季節の恵みをありがたいと思う気持ちは大事にしたいわね。
「雪は豊年の瑞」の例文
- 雪は豊年の瑞という言葉にあるように、大雪は大変だけれども、雪解け水があることで田畑が潤うのだから楽しみでもある。
- 雪は豊年の瑞という言葉があるが、これは農業をやっている人の言葉だが、最近は雪不足であることが多いスキー場にとってもありがたいことなのだ。
- 雪は豊年の瑞というが、降りすぎて、家がつぶれたり、ビニルハウスがつぶれるようでは次の収穫を見込めないから何事も適度が良いと思う。
- 雪は豊年の瑞というが、この地域では山を切り開いてしまい、雪解け水を溜めておける自然界のダムである森林がなくなったのであまり関係がなくなり、寂しい。
- 雪は豊年の瑞という言葉の通り、今年は水不足という問題がなく、すくすくと育っている。