「銭あれば木仏も面を返す」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
銭あれば木仏も面を返す
「銭あれば木仏も面を和らぐ」ともいう。
【読み方】ぜにあればきぶつもつらをかえす
【意味】
金の力に誰も逆らえずなびくということ。
ほぉ、そういうことかい。つまり、「お金があれば、冷たい人でも優しくなる」ってことやな。
木の仏像みたいに普段は動かない人でも、お金が関わると変わるんやね。お金の力って本当に大きいんやな。
【語源・由来】
木仏のように冷ややかな人でも、金持ちに対しては顔を振り向ける意から。
【類義語】
・銭ある時は石仏も頭を返す
・金が言わせる旦那
・阿弥陀も銭で光る
・金さえあれば行く先で旦那
・地獄の沙汰も金次第
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「銭あれば木仏も面を返す」の解説
カンタン!解説
「銭あれば木仏も面を返す」ということわざは、金銭の力がいかに大きいかを象徴的に表している言葉なんだ。この表現は、通常は感情を持たない木製の仏像でさえ、金を持つ人物に対しては顔を向ける(心を動かす)という意味から来ているんだよ。
このことわざは、金銭が持つ強大な影響力を強調していて、お金があれば通常は動じない人や物でさえも影響を受け、態度を変えることができるという考えを表しているんだ。たとえば、金銭を持つ人に対しては、冷ややかな態度をとる人でも、その態度を変えることがあるという事実を指して使われることがあるよ。
このことわざは、金銭が社会においてどれほど大きな力を持っているかを示しているんだね。金銭が人々の態度や行動に与える影響について考えさせる言葉で、その力が及ぼす倫理的な問題や影響についても考えるきっかけを与えてくれるんだ。
「銭あれば木仏も面を返す」の使い方
健太くん。彼のこと苦手じゃなかった?
銭あれば木仏も面を返すってやつだね。
金の力には抗えないのね。
金の力は偉大だよ。
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「銭あれば木仏も面を返す」の例文
- 大金をちらつかせれば、銭あれば木仏も面を返すというからスムーズに立ち退きさせることができるだろう。
- 敵すら味方に変える金の力はすごい。銭あれば木仏も面を返すだ。
- 金の力になびかないのは金持ちだけだ。大抵の人間は、銭あれば木仏も面を返すとなる。
- 色んなことに無関心な彼でも、銭あれば木仏も面を返すように金には弱い。
- 地獄の沙汰も金次第というし、銭あれば木仏も面を返すというが、人間だけじゃなく閻魔様まで動かす金の力は最強だ。
お金があれば、どんな人でも心を変えることができるということだよ。