「銭無しの市立ち」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
銭無しの市立ち
【読み方】
ぜになしのいちだち
【意味】
何の手立ても無いのに物事を行っても無駄ということ。権利をもたないのに要求しようとする身の程知らずのこと。
物事を始める前には、しっかりと準備しておかなアカンってことやな。準備せずに始めるのは、結局何もできへんってことやね。
【出典】
「論衝」
【語源・由来】
金を持たないで市場に行っても、立っているだけで何も手に入れることができない意から。
【類義語】
・銭持たずの市立ち
・銭持たずの団子選り
・財無くして町に臨むな
・元手無しの唐走り
「銭無しの市立ち」の解説
「銭無しの市立ち」ということわざは、必要な手段や資源がない状態で何かをしようとしても、結局は何もできないという意味を持っているんだよ。この言葉は、文字通りに解釈すると、「お金がないのに市場に行っても、何も買えずにただ立っているだけ」という状況を描いているんだね。
例えば、買い物に行きたいけどお金を持っていないと、店で商品を見ることはできても、実際には何も買うことができないよね。これは、何かを成し遂げたいけど、それに必要なものが何もない状態を表しているんだ。
このことわざは、何かを成し遂げるためには、適切な手段や資源が必要だと教えてくれるんだよ。ただ願っているだけでは何も達成できないし、目的を達成するためには、必要なものを事前に用意することが大切ってことなんだね。
「銭無しの市立ち」の使い方
「銭無しの市立ち」の例文
- お財布を持たないでマルシェに行っても、銭無しの市立ちだ。
- 能力が無いのに上のクラスに入りたいとは、銭無しの市立ちだね。
- 意見する権利がない君が意見するとは、銭無しの市立ちだ。
- 策も無いのにとりあえずやってみるなんて、銭無しの市立ちで無謀だ。
- どうするべきか方針も決まっていないのに決行するのか。銭無しの市立ちで徒労に終わるんじゃないか。
まさにお金がない状態で市場に立つようなもの。つまり、何かをするためには必要な準備や資源が必要だということを教えているんだね。