「銭は足無くして走る」の意味(出典・英語)
【ことわざ】
銭は足無くして走る
【読み方】
ぜにはあしなくしてはしる
【意味】
金に足は無いのに、まるで足がついているかのように人から人へ渡っていくということ。
まるで足があるみたいにササッと動くんやね。お金は扱い方を間違えると、あっという間になくなるってことやな。ほんまにお金の流れって速いんやなぁ。
【出典】
「魯褒」の「銭神論」
【英語】
Money is round and rolls away.(金は丸いのでたちまちのうちに転がりさる)
「銭は足無くして走る」の解説
「銭は足無くして走る」ということわざは、お金には実際に足はないけれど、人から人へと非常に速く移動することを表しているんだよ。これは、お金がどれだけ速く使われ、また別の人の手に渡るかを示している言葉なんだ。
例えば、給料をもらったら、それをすぐに家賃や食費、遊びに使ってしまって、あっという間に手元からなくなってしまうことがあるよね。これはお金がまるで「走っている」かのように、一つの場所に留まらずすぐに次の場所へと移動していく様子を表しているんだ。
このことわざは、お金の流動性と消費の速さを示していて、お金の管理の重要性を教えてくれるんだよ。また、英語のことわざ「Money is round and rolls away」も同じような意味で、「金は丸いので、たちまちのうちに転がり去る」という意味を持っている。これもお金が簡単に使われてしまう様子を表している言葉なんだね。
「銭は足無くして走る」の使い方
「銭は足無くして走る」の例文
- お金の流通はとても早く、銭は足無くして走る。
- 政府は老後のために貯蓄を推奨しているが、銭は足無くして走るから使って世の中の貨幣流通量を増やした方がいい。
- 物価高騰でお金を使うことにしり込みしてしまうが、銭は足無くして走るというから使った方が良い。
- 銭は足無くして走るから、使ったものは流れ流れて戻ってくるものだ。
- まるで足が生えているかのように金は人の手を渡り歩く。銭は足無くして走るというから、先々のことを心配しなくとも何とかなる。
これは、金銭が常に流動していることを意味しているね。