「背中に眼はない」の意味(語源由来)
【ことわざ】
背中に眼はない
【読み方】
せなかにめはない
【意味】
他人が陰で働く悪事までは気がつかないこと。
背後で何が起こってるかはなかなか気づかへんから、注意が必要やね。目の届かないところで悪いことされたら困るもんな。
【語源・由来】
後ろの方は見えないという意から。
「背中に眼はない」の解説
「背中に眼はない」という言葉は、文字通りには人間の背後は自分で見ることができないという事実を指しているんだ。これをもじって、自分の知らないところで行われていること、特に陰で行われる悪事や策略に対して気づかない状況を表すたとえとして使われるんだよ。
この表現は、人が自分の視界や知識の範囲外で起きていることに対して無知であることを示している。たとえば、信頼している人が裏で何か不正をしていたり、自分に対して陰謀を企んでいたりする場合、それに気づかないことが多いんだ。
このことわざは、私たちが常に全てのことを把握しているわけではないという現実を反映しているんだね。人は自分の直接的な経験や視界に限られているため、背後で起こっていることに対しては気づきにくいという意味が込められているんだ。
総じて、「背中に眼はない」という言葉は、人間の認識の限界と、それによって見落とされがちな事象や行動に対する警鐘を鳴らす表現と言えるね。
「背中に眼はない」の使い方
「背中に眼はない」の例文
- 背中に眼はないというが、帳簿がすべてを物語ってくれる。
- 背中に眼はないので防犯カメラを設置する。
- 大抵大きな事件に発展するまで気が付かない。背中に眼はないから早期発見は無理だ。
- どんなに注意していても背中に眼はないので、陰で行われる悪事には気が付かない。
- 背中に眼はないから、こっそりやれば悪事は露見しにくい。