「善に強い者は悪にも強い」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
善に強い者は悪にも強い
「善に強ければ悪にも強い」ともいう。
【読み方】ぜんにつよいものはあくにもつよい
【意味】
極端から極端に変わる性格のこと。
わかりやすく言うと、「とても良いことをする人がもし悪いことを始めたら、それもすごく力を入れてやるんじゃないか」っていうのがこのことわざの意味やな。
すなわち、人の性格は変わりやすいから、自分自身をしっかりとコントロールすることが大事ってことを教えてくれるわけやで。
【語源・由来】
善行を熱心にするものは、一度悪に染まると悪行も熱心にする意から。
【類義語】
・悪に強ければ善にも強し
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「善に強い者は悪にも強い」の解説
カンタン!解説
「善に強い者は悪にも強い」ということわざは、何事にも情熱的で熱心な人は、善い行いに力を注ぐだけでなく、悪い行いにも同様に力を注ぐ傾向があるという意味を持っているんだよ。この言葉は、人の性質や情熱が善だけでなく悪にも向けられる可能性を示しているんだね。
このことわざは、人が持つ情熱や熱意が、方向性に関わらず強く影響を及ぼすという考えを示しているんだ。例えば、ある人が善行に非常に熱心である場合、その人が何らかの理由で悪い行いに手を染めると、その悪行にも同じくらいの情熱を注ぐ可能性があるということなんだ。
この言葉は、人間の情熱やエネルギーの持つ力が両刃の剣であるということを教えてくれるんだよ。善にも悪にも同じ力を発揮することができるため、自分の行動や意図を正しく導くことが非常に重要だという教訓なんだね。このことわざは、情熱を持って行動することの重要性と、その情熱を正しい方向に向けることの大切さを示しているんだ。
「善に強い者は悪にも強い」の使い方
あの人は本当にいい人だよね。
善に強い者は悪にも強いっていうわよ。ああいう人は人生につまずいた時がこわいわね。
とてつもない悪人になるの?
悪の道に誘われない事を祈るわ。
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「善に強い者は悪にも強い」の例文
- 善に強い者は悪にも強いというから、良い人ほど人生の階段を踏み外すと大変なことになる。
- 「まさかあの人が」という人に限って、善に強い者は悪にも強いというように残忍な犯罪をしたりするんだ。
- 「挨拶をするいい子でしたよ」といわれるくらい近所で評判の優等生だったが、善に強い者は悪にも強いのごとく殺人犯になった。
- 善に強い者は悪にも強いというように、善人は大悪人になるし、悪に強い者は善にも強いというように、大悪人は改心の余地がある。
- 善に強い者は悪にも強いというので、良い人だからと信頼しきっていたら大変な目にあうかも。
つまり、善行に熱心な人も、もし悪の道に逸れてしまうと、その悪行にも同じくらい熱心になってしまうということを警告しているのさ。