「自慢高慢馬鹿のうち」の意味(出典・類義語・英語)
【ことわざ】
自慢高慢馬鹿のうち
じまんこうまんばかのうち
【意味】
うぬぼれるもの、高慢なもの、愚かものは同類ということ。
謙虚さが大事やで。高慢な態度は結局、人を遠ざけ、馬鹿に見られる原因になるから気をつけなあかんねん。
【出典】
「春秋左氏伝」
【類義語】
・自慢は知恵の行き止まり
・高慢は出世の行き止まり
・自分で自分を誉めるのは一のだら
【英語】
The first degree of folly is to hold oneself wise,the second to profess it,the third to despise counsel. (愚の第一級は自分を利口だと思うこと。第二級はそれを公言すること、第三級は助言を馬鹿にすることである)
「自慢高慢馬鹿のうち」の解説
「自慢高慢馬鹿のうち」というのは、自分のことをすごく自慢して、えらそうにふるまう人のことを、実はとっても賢くない人、つまりバカと一緒だよ、っていう意味の言葉だよ。
例えばさ、学校でテストの点がよかった子が、「ぼくはいつも満点だよ!」とか「わたしはクラスで一番賢いんだから!」とか言って自慢したり、他の子たちを見下したりしてると、みんなから「そんなに自慢しないで」とか「自分が一番だと思ってるのはバカみたい」と思われちゃうんだ。
それと同じで、「自慢高慢馬鹿のうち」っていう言葉は、自分を誇示して偉そうにする人は、本当は周りから尊敬されたりするどころか、むしろ馬鹿にされることが多いよ、って教えてくれるんだね。
だから、自分のいいところがあっても、それを大声で自慢するんじゃなくて、ひっそりと自分自身を褒めて、謙虚にいることが大事だってことを、この言葉は教えてくれているんだよ。
「自慢高慢馬鹿のうち」の使い方
「自慢高慢馬鹿のうち」の例文
- 自慢高慢馬鹿のうちというから、自慢したいのをぐっとこらえる。
- 「いいね」がほしくてSNSに自慢をしている人は、自慢高慢馬鹿のうちだと思う。
- 彼女はかわいいが、かわいいことを自慢にしているので自慢高慢馬鹿のうちで心はかわいくない。
- ちょっと出世したからと高慢になるのは、自慢高慢馬鹿のうちで愚か物のすることだ。
- 自慢は控えた方が良い。自慢高慢馬鹿のうちというから自分は馬鹿者ですって言ってるようなものだ。