「白き糸の染まんことを悲しむ」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
白き糸の染まんことを悲しむ
【読み方】
しろきいとのそまんことをかなしむ
【意味】
同じ人間でも、生まれてからの環境や行動次第で良くも悪くもなることを嘆くこと。
純粋な心が汚れたり、間違った道に進んだりするのを悲しむってわけや。人間は誰でも良くも悪くもなれる可能性を持ってる、っていう教えやね。
【語源・由来】
白い練り糸が染料によってどのような色にも染まることを悲しむ意から。
【類義語】
・墨子糸に泣く
・楊子岐に泣く
「白き糸の染まんことを悲しむ」の解説
このことわざ、「白き糸の染まんことを悲しむ」は、元々は白い糸が何色にも染まることからきているんだよ。白い糸は、どんな色の染料にも染まる性質があるね。これを人間にたとえた言葉なんだ。
このことわざの意味はね、人はみんな同じように生まれてくるけど、その後の環境や自分の行動によって、いい人にも悪い人にも変わることができるということを表しているんだよ。
例えば、同じクラスの子どもたちがいても、家庭環境や育った環境、自分の選択によって、いい行動をする子もいれば、悪い行動をする子もいるよね。これはまさに、白い糸がいろんな色に染まるように、人もいろんな影響を受けて変わるってことを意味しているんだ。
つまり、「白き糸の染まんことを悲しむ」は、人が良くも悪くも変わることができるという自然な性質を示しているけれど、その変化を嘆いているということわざなんだよ。
「白き糸の染まんことを悲しむ」の使い方
「白き糸の染まんことを悲しむ」の例文
- 白き糸の染まんことを悲しむというように、人の影響を受けない人間はいない。
- 赤ん坊のころのキラキラした眼はどこにいったのだろうと、白き糸の染まんことを悲しむ。
- 小さい頃はかわいかったのに、白き糸の染まんことを悲しむ半分、成長を喜ぶ半分。
- 何物にも染まらない君でいてほしかったと、白き糸の染まんことを悲しむ。
- 彼が私が知っている彼とは違う人になったようで、白き糸の染まんことを悲しみ涙す。