「人心は山川より険し」の意味(出典)
【ことわざ】
人心は山川より険し
【読み方】
じんしんはさんせんよりけわし
【意味】
人の心は油断ならないということ。
へえ、そういうことか。つまり、「人の心は山や川よりもっと難しい」ということやな。人の心は予測がつかなくて、時には邪悪な面もあるから、油断大敵ってことやね。
人の心は変わりやすくて、なかなか理解しきれへんことがあるってことを教えてくれてる言葉や。人間関係は複雑やから、注意深くあることが大切やな。
【出典】
「荘子」
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「人心は山川より険し」の解説
カンタン!解説
「人心は山川より険し」ということわざは、人の心がとても複雑で、時には山や川のような自然の険しい地形よりももっと難しいものだという意味を持っているんだよ。
この言葉は、人の心が予測不可能で、時には邪悪や不誠実な面を持っていることを表しているんだ。山や川の険しい地形は、見た目にも危険で予測しにくいもの。このことわざは、人の心もまた、そうした自然の難所のように理解しにくく、油断できないものだという比喩を使っているんだね。
たとえば、人が外面上は優しくても、その裏で全く異なる意図を持っていることがある。また、人の感情や考えは時に変わりやすく、予測が難しいことも多いんだ。
このことわざは、私たちに対して、人の心には複雑で予測不可能な面があることを教えてくれるんだ。だから、人と接する時には慎重さが必要だということを思い出させてくれる言葉なんだね。
「人心は山川より険し」の使い方
すごく親切な人がいたんだよ。
壺を売りつけられないように気をつけてね。
詐欺のために僕に近づいたわけじゃなさそうだよ。
人心は山川より険しというから、一応気をつけてね。
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「人心は山川より険し」の例文
- 人は見た目で敵か味方か判断がつかず、人心は山川より険しだ。
- 人心は山川より険しというし、都会は危険がいっぱいだし、日々油断ならない。
- 油断大敵というし、人心は山川より険しなので、隙を見せてはいけない。
- 人心は山川より険しというから、簡単に心開かない方が良い。
- 心の表面的な所で判断するとおそろしいことになる。人心は山川より険しというから決して油断してはいけない。
この言葉は、人間関係の複雑さや心の移ろいやすさを警告しているんだ。