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【十把一絡げ】の意味と使い方や例文

【ことわざ】
十把一絡げ

【読み方】
じっぱひとからげ

【意味】
十個の束を一まとめにして扱うという意味で、良いものと悪いもの、あるいは多くの種類のものを区別せずに全部ひとまとめにして扱うこと。また、一つ一つ取り上げるほどの価値がないものとして粗末に取り扱うこと。

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「十把一絡げ」の使い方

健太
僕のクラスのある男の子の親は、教育とは、十把一絡げに行うものではなく、一対一で入念に行うものという考えがあるらしく、体育以外は登校してこないんだよ。
ともこ
へえ。それは変わっているけれども面白い家庭ね。
健太
そうなんだ。だからその男の子も話をしていてとても面白いんだよ。そんな考え方があるんだなって勉強になるよ。
ともこ
その両親の考えを認めた校長先生も、十把一絡げの先生たちとは違っていてすごいわよね。

「十把一絡げ」の例文

  1. アルバイトを大募集といっても、十把一絡げの、誰でもよいというものではないでしょう。
  2. 彼らの作品を十把一絡げに扱ってはいけない。
  3. 十把一絡げで10冊で千円で売られていた古書の中に、ものすごい値打ちがある本が一冊混ざっていたので迷わず購入して帰った。
  4. 経験数をデータ化したときに、一回と五回は同じことなのか、十回も五十回も百回もみんな十把一絡げというのは、情報として精密さを欠いていると思う。
  5. 祖父は、十把一絡げの村人ではなかったようで、クマと出会ったとき背負い投げをして打ち負かしたという伝説のような実話が残っている。
  6. 主犯格である彼が捕まるのはわかるのだが、彼の周囲の人間まで十把一絡げに逮捕されたのはいささか乱暴な話だと思う。

「十把一絡げ」の文学作品などの用例

「徒党」というものは、はたから見ると、いわゆる「友情」によってつながり、十把一からげ、と言っては悪いが、応援団の拍手のごとく、まことに小気味よく歩調だか口調だかそろっているようだが、じつは、最も憎悪しているものは、その同じ「徒党」の中に居る人間なのである。(太宰治の徒党についてより)


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